2004.02.29(日) - East.Mix

蛇にピアス
そういや今年は閏年。の巻

昨日は日記を書いた後、同僚とFF。本日の目的は僕のレベルアップって事で、僕が一人で戦っている所で、後ろから同僚が僕に対して回復魔法をかけてくれるって作戦。…だったのだが、目的の経験値稼ぎポイント(狩場と呼んでいます。)が混んでいて、奥の方に進んでいったらいきなり強い敵が現れて死んでしまった。で夜も遅いのでログアウト。死ぬと経験値が下がるシステムになっているので、本日はただ経験値を下げる結果になってしまった。そんな事ならやらなきゃよかったのに。反省。

んで、今日も後輩の論文チェックの為、サービス休出である。別に残業代がつかないのはボランティア精神で問題ないのだが、往復の電車賃900円がなにげに痛い。勤務上は休みになっているので旅費清算もできんしなぁ〜、う〜む。

って事で、電車で移動中、以前買った文藝春秋を読む事にした。今まではいろんな短文を読んでいたのだが、本日はメインテーマの一つである金原ひとみさんの「蛇にピアス」である。電車の中で読みながら、「うわー、痛そうだなぁ〜」とか、「えげつないSEX描写だなぁ〜」なんて思ってしまった。

で、11時から論文発表指導開始。

途中、昼飯があったので、その中で一気に「蛇にピアス」を読みきる。最初はあんまり好印象では無かったが、後半のイベントが発生してからは比較的面白く読めた。さすが芥川賞だけの事はある。

後半戦、13時から実に6人の人間の論文発表指導を。

別に、僕が指導員だった訳ではないので、今日はじめて聞くような論文発表も多数である。明日が発表の日なので、大規模な修正はもうかけられないと言う立場だったため、
1.論文発表を素直に聞く。
2.時間をチェック(発表時間は15分となっている。)
3.発表時に明らかにおかしい点をチェック。
4.論文原稿(パワーポイント)を一枚一枚めくりながら、俺が「このスライドはこういう事が言いたいのか?」と確認し、本当に言いたい事を発表者の口から導き出す。
5.全体的に指摘した点を総評し、「何を本当に伝えたい論文なのか?」を明確にし、修正指導をする。
って事を6人分、順番にローテーションさせながらチェックである。

完全にボランティア。別に、冷たい人なら、俺は本日は一日部屋でボケーっとしてFFのレベルアップをする事もできた訳である。しかし、本来の指導員が全然指導しておらず(発表前日だってのに何ぼ日曜だとしても出社すらしていない)やっぱり、ウチの部として心配だったので指導をする事に。まぁ、自分でも好きなんだよね。こういうの。おせっかいかもしれないかも。

明日が発表で、最近まともに眠っていない連中が多数なので、夜に入ってからは、「あとは本番を待つのみ」の連中をどんどんとリリース。

気がつけば22時でした。
あー、疲れた。

って事で、帰宅時に電車で「蛇にピアス」を再読である。

僕は本来(小説を書きたいとか言っていながら)、小説なんてほとんど読まない人である。

そんな僕が感じた「蛇にピアス」のレビュー。
序盤こそ、”スプリットタン”というキーワードを元に痛い描写や、生々しいSEX描写などがあり、「こんなもんか」なんて思っており、家族環境や仕事にも触れていなかったので、「なんて現実的でないんだ」なんて思っていたのだが、物語が大きく進展する場面”アマの死”から、仕事や生活環境、家族構成を一気に説明し、それを「なんでこんな事もしらなかったんだろう?」と言う表現で昇華させている。感心してしまった。全体を通して再読すると、シバさんの複線がかなり最初から張られていた事に感心させられ、アマの無邪気さ(イノセント)に共感を覚える。

 ただ、物語の最初の転機である、アマのキレ具合なのだが、なんでそこまで(それこそ撲殺するほど)しなければいけなかったのか、それこそ私(ルイ)が大事だったのか?ルイってのが全てを狂わせているのか?それこそ、ルイ自身が蛇で、全てを巻き込んで飲み込んでいるのか?なんて思ってしまう。物語自体は登場人物も少なく、すごく閉鎖的な話なのだが、よく読むと引き込まれてしまう。感心である。

   感想は”思っていたより良かった。2回読むともっと面白く理解でき、入り組んだ複線を読むことができる。”って感じであったが、あまりにも私(ルイ)がモテすぎる存在であるのと、小説の最後の締めが弱いように感じた。

 それにしても、最初あれほど痛そうに描写していた舌ピアスも、後半になるにつれ、痛さを忘れ、必然性に持っていっている所に、あらためて素晴らしさを感じた。

  作者は20才。テーマ的にも、現在の20歳のリアルに感じられたのだが、さすが芥川賞と感じさせられる。


明日以降は通勤時に、メインである「蹴りたい背中」を読もうと思う。楽しみ。ちゃんとした小説を読むことによって、自分の中の”小説を書きたい欲”がふつふつと沸いているのを感じる。これはいい事。

とはいえ、まずは明日は月曜日。また一週間が始まるのである。

とにかく、また全力投球でいながら、それなりに頑張って行きたいと思う。(と打って”頑張って生きたい”と変換されてしまい、思い知らされる。)


まぁ、今日はこんな所で、おやすめー。


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