2007
03.12
(月) - West.Mix

戯曲「二人の男とそれを取り巻く環境と女」続き

第二場途中。の巻

いままでの戯曲「二人の男とそれを取り巻く環境と女」はこちら、
第一場
第二場(前)


−男1、Yシャツを直し、ネクタイを締める。
−男2、ネクタイを外し、Yシャツをよれよれにする。
(男1・2の服装置き換わるの意味。)

−男1、下手から登場。スポットライトあたる。

男1「あぁ、寝ていたのか。資料を、資料を作らなくては」

−男性社員1が書類を持って下手から登場。

男性社員1「須藤課長、疲れは取れましたか?」

男1「あ、あぁ。寝てしまったのか。そんな事より資料はどうした!?」

男性社員1「もう、完成して、印刷・コピーを開始しています。プレゼンには間に合いますよ。まだ寝ていてもいいですよ。」

男1「え?もう出来ている?資料、資料を見せてくれ!」

男性社員1「これです。」

−男性社員1、不思議そうに、男1に資料(紙)を渡す。

男1「え、これ、これは…ちゃんと出来ている。アピールポイントも明確だ。そう、データの安全性だったんだ。所で、誰がこれを?」

男性社員1「それは、須藤課長ですよ?忘れたんですか?」

−男1、首を傾げながらも、男性社員1の怪訝な顔に慌てて、とぼける。

男1「よ、よし、今は…7時か。もう少し寝かせてくれ。あと、髭剃りをコンビニで買ってきてくれ。無精髭でプレゼンは出来ないからな。」

男性社員1「判りました!8時に起こしますので、ゆっくりしてください。あ、あと一回は資料の確認を願いますね。」

−男1、男性社員1のライトが消える。男2と警官1が上手から登場

警官1「少しは何か思い出したか?ほら、水を飲め。」

男2「(きょろきょろしながら水を飲む)え?えぇ、多分、昨日飲みすぎて…頭が、すいません。」

警官1「で、スドウさん、何か思い出しましたか?」

男2「え?何をです?僕は遠藤ですが。遠藤 孝則。住所は…神奈川県横浜市金沢区…」

警官1「え、遠藤さん?住所は…(地図を見ながら)ここですか。そんな事より、あなたはスドウさんじゃないんですか?ほら、さっき財布を見せてもらった時。」

−男2、ポケットの財布をみて驚く。そして勝手に中を開ける。

男2「俺のじゃない!!SUDOU MASAHIKO?うわ、すげーゴールドカード」

警官1「え、君のじゃないの?さっきまでは何にもわからないって言ってたけど。」

男2「多分、酔ってたんだと思います。昨日は明け方まで新宿で飲んでいて…で、気が付いたら此処に。でも、自分の名前くらいは覚えてます。財布は…どうしてこうなってるんだろう?僕の財布は…あれ、無い。って言うかジャケットが無い!ジャケット、どこかにありませんか?多分、その中に僕の財布が…」

警官1「いや、君が交番に来た時には、ジャケットは羽織ってなかったよ。どこかに忘れてきたんじゃないの?そんな事より、その財布、自分のじゃないの?まさか、窃盗…?そうすると話が変わってくるよ。」

男2「いや、物取りとかの記憶は無いです。ただ、ポケットに入っていたってのが…結果で。あの、その…」

−暗転後、男1と男性社員1にライト

男性社員1「須藤課長、時間、8時です。髭剃りと洗顔フォームを買ってきたので、その…顔を洗ってください。」

男1「うん、判った。」

−男1、髭を剃って、顔を洗う。

男1「よし、準備は出来た。よし、行くぞ!」

−男1、椅子にかかっているジャケットを羽織る。

男1「あれ、なんだ?このジャケット?俺のジャケットか?」

−男1、ジャケットをあれこれ触り、胸ポケットから財布を取り出す。

男1「なんだ?誰の財布だ?他の社員の…?いや、まだ他の社員は出勤してきていないはずだしな。財布のカードを見れば判るか…、ENDOU TAKANORI…?誰だ?そんな社員はいないぞ。」


続く…。


今日の万歩計(100歩単位):未測定

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