
2008
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現ちゃんの告別式Have a nice trip!の巻 |
朝の3時に目が覚めてから眠れない。今日は、現ちゃんの告別式。勿論、行こうと思う。
少々不謹慎ではあるが、会社には「知人の告別式」と言って休んだ。まあ、知人に変わりはないであろう。
天気が良い。現ちゃん、こんな日に何を思ったろうな。
朝から風呂に入り、喪服を着て寮を出る。いささか早かっただろうか。缶ビールを買ってそれを飲んで、信濃町へと向かう。着いたのは10時頃。
11時からと書いてあったが、早く着くにはかまわないであろう。もう、ファン達は来ており、一般弔問者用の祭壇でみんなメッセージカードを書いている。そこにある現ちゃんの笑顔が素敵で、不覚にも涙がでそうになる。
メッセージカードを書き終えると、整列して待つ体制となる。設置されたディスプレイには、以前、百物語をやった時の映像が流れる。「腹踊り」や「北京の蝶」が胸に刺さる。
11時なる事にはもう広場は人で一杯になり、さらに超過した行列を作った。
映像が止まり、祭壇が映し出される。
白では無く、真っ赤に飾られた花壇に現ちゃんの笑顔が良く似合う。壇上には、ギター、ショルダーキーボード、Saxが並んでいる。
お坊さんのお経がおわると、元ちとせが憔悴しきった姿で出てきて、「ワダツミの木」を歌う。もう、声を絞り出すように。悲しかった。
その後は、レピッシュの出番。ああ、雪好がいる。それだけで泣きそうになる。
恭一は「リーダーらしきことやらんかったけん、これから現ちゃんの残した音源や曲を現ちゃんの好きなミュージシャンと録音して世に送り出す事を約束する。」と。外で見ているファンから嗚咽が漏れる。
MAGUMIは「死ぬまでの3日間、最高にカッコよかった。声が出ないのに、手を上げたり、目を見開いたり、最後までカッコよかった」と。
そして、現ちゃんを除いた4人で奏でられる「ハーメルン」。
ここで、ファンの我慢が限界を超える。いたるところから聞こえてくる泣き声、嗚咽。
演奏が終了して、ご焼香。
関係者だけで随分な時間を使う。
そして、ファンの番。僕は最前列に居たので、かなり早いうちにご焼香をする事が出来た。モニターから見ていた祭壇はとても鮮やかで、まるで現ちゃんが着ているシャツの色のようであった。
ご焼香の前に挨拶。
現ちゃんの奥さんは目を真っ赤にして、「ありがとうございます。」と言っていた。あぁ、現ちゃんを支えてくれたんだなぁ〜。いい人と出会えて良かったね。
恭一は目をギョっとさせながら、どこか疲れていた。久々に見る雪好は髭を剃ってサングラスもしていなくて、ふくよかだったので最初分らなかった。マグミはサングラスをかけていた。
一通り、ご焼香を終えて外に出ると、ものすごい数のファンがまだまだ行列をなしていた。
12時30に予定されていた出棺は14時に延びた。
誘導係の数だけではファンを整列させられずに、(一部のワガママな)ファンが道を占有していた。ちょっと悲しかった。
そして、霊柩車は走り出す。
みんな思い思いに、「現ちゃん、ありがとう!」と。
圧倒的に女性が多かったけれど、僕も声を大にして言った
「現ちゃん、ありがとう!」
思いっきり言った、何回も何回も言った。
霊柩車は国道だったけれど、沿道に並ぶもの凄いファンに答える様に、限界まで徐行運転をしていた。助手席に座った奥さんが何回もお辞儀をしていた。
現ちゃん、沢山のいい人に囲まれてよかったね。こんなにファンが押し寄せて驚いた?これでも、まだまだ遠かったり、仕事だったりでこれ無かった人はまだ何倍も居るんだよ。
天国へ行くであろう現ちゃん、僕がそっちに行くのはまだまだ先だけれども、それまでに曲をタンマリ作っておいておくれよ。そして、妙な薀蓄とともに、続きを見せておくれ。
百物語の続きを。
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