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パクりとオマージュ

2020年東京オリンピックのエンブレムに盗作疑いがたち、白紙になりました。佐野某氏は今頃どんな心境なのでしょうか?

ネットが発達した今、色々なネット住民により、トレース疑惑、パクり疑惑が多発しており、多摩美の信用というかデザイナーの信用ががた落ちと言った所です。

著作権、商標というのはかなりデリケートなものですよね。

僕も入社したばかりの頃、システムの起動画面に空の絵をバックにロゴを作りスタートアップスクリーンを作りました。普通のWindowsに入っているフォントとフリー素材の空の画像を使ったのですが、上司やお客様に、「これってWindows95の起動画面の空の絵の盗用じゃないか?」とかなり疑われたものです。
(余談ですが、このスタートアップ画像、結果的にお客様にかなり気に入られてステッカーを作ってもらいました。)

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また、漫画業界にもトレース疑惑というのが結構あります。主にスポーツ漫画です。新人作家の絵が有名漫画家の絵をトレースしたのではないか?というものです。トレースというのは、倍率を変えて角度を調整すると所謂「完全に一致」がわかってしまうんですよね。
結果的に休載、打ち切りと結構な罰則があったりするのです。

閑話休題

オリンピックエンブレムについて、パクり以前に初見で「ダサい。」と思いました。商業作品としてはいいのかもしれませんが、色使いと良いオリンピックらしさが感じられないのです。

また、最初のコンペを通ってから、原案にそっくりなものがあるので修正というのにも疑問が生じます。普通、それなら、コンペ時点で考慮するか、再コンペです。

他にも、デザイナー仲間で持ち回りで賞を与えあったりと、ちょいと甘え過ぎていたのかもしれませんね。

日本が「パクり大国」と呼ばれるのだけは嫌です。お隣の国のことを笑えなくなってしまいます。

また、音楽にはオマージュと言う概念も存在します。サビをそのまま同じコードにすると「パクり」になってしまいますが、1フレーズだけ有名な曲のフレーズをわざと入れるとかすると、その有名な曲を知っている人は思わず「ニヤり」としてしまいます。

ビートルズなどはよくオマージュされますね。

デザインとかは見た瞬間にオマージュとされるので、なかなか難しいと思うのですが、とにかく、僕が生きているうちに日本で行われる最後のオリンピックでしょう。競技場問題とかもありますが、利権、既得権益抜きで素晴らしいものにして欲しいものです。

運動の祭典です!巨額のお金が動くと思いますが、こここそトリクルダウン!安倍さんお願いしますよ!

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