仕事で知らない街に行く事がたまにあります。
初めての顧客先だったり担当している顧客の別の事務所や工場だったり、コロナの前までは飛行機や新幹線での出張もありましたが、最近はリモートでも事足りる場合はそういう移動も無くなってしまいました。もっぱら関東圏内の移動にとどまっている感じです。
コロナ禍で『新しい生活様式』なる言葉が生まれましたが、出張の頻度は如実に現れて減っています。
関東では連続雨日が14日を超えたというニュースが流れた秋のある日、神奈川県のある街に出張する機会がありました。知らない街ではないですが、最後にこの街を訪れてからもう四半世紀たっている街。家からは約45分くらいの距離の場所。
僕は性格的に可能であれば待ち合わせには早めに着きたいタイプなのですが、今回は待ち合わせの1時間前に着いてしまいましてね。いくらなんでも早すぎる訳で。
ちなみに、カバンには自社用と顧客貸与用の2台のPCが入っておりずっしりと重く、歩くたびに体力を削ってきます。
さらにこの日は雨。動きにくいこと、この上なしです。
「とにかくどこかで休みたい」
と、駅の周りをとぼとぼと歩くのですが、駅付近のマックは人で溢れていてちょっと厳しい感じで、そこから近い場所にサイゼリヤはあったのですがドリンクバーだけで入って良いものか?と良心の呵責があったため止めました。
サイゼリヤに関しては中途半端な時間だったけれどまだランチタイムで、昼食はすでに移動前に済ませてしまっていたんですよね。
僕は喫煙者なので、駅前の喫煙所があったのが幸い。しかし喫煙所は屋根はないし雨が降る中では落ち着く事はできません。人もひっきりなしに入ってきます。ここでの長居は難易度が高い。
「ああ、ドトールでもスタバでもエクセルシールでも何でもいいからチェーンのコーヒーショップがあれば……」と心から思ったものです。僕の中では関東って駅前にはパチンコ屋とチェーンのコーヒー店って結構あると思っていたんですよ。完全な思い込みというか、駅自体は小さな駅ではなかったので油断していました。

コーヒー店で……いや、別に紅茶店でも緑茶店でも良く、とりあえず店内で雨を凌いで座りたかっただけなんです。できれば机があってパソコンがひらければモアベター。喫煙までの高望みはしません。極端に言えばパチンコ屋でも良かったくらいです。大きなパチンコ屋だと休憩スペースがありますし、最悪1000円をサンドに入れれば(利用客として)大義名分ができます。
身軽で天気も良ければ(仕事の許す限り)街の探索というのもアリかもしれませんが、カバンは重いし雨だしそれも厳しい。片手にカバン、もう一方の手は傘で両手が塞がっている状態。雨が降っているという事は湿度はMax。何をするにもイライラしてしまうという最悪の状態で待ち合わせまでの1時間を過ごすハメになってしまいました。
結局、うろうろと待ち合わせ場所の周りのお店(スーパー、家電量販店etc……)に入っては出てを時間まで繰り返していました。もしかしたら挙動不審な人に思われていたかもしれません。交番も駅近くに無かった為、職務質問されなかったのが唯一の救いかも……
孤独のグルメは知らない土地でチェーンでは無い個人経営の飲食店に入るのがテーマですが、今後、仕事で知らない街を訪れる時は事前に駅前のチェーン店の情報は調べておこうと心に誓った雨の日の昼下がりなのでした。
「腹が…(ティン)減った…(ティンティンティン)」ではないですが「疲れた…(ティン)座りたい…(ティンティンティン)」という感じですね。(※ティンは『孤独のグルメ』のあの特有な効果音)
ではまた、こんどは晴れた日に。


