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炎上プロジェクト再設計の話

新人と言うか、SEとして全く新しい技術を使うプロジェクトに配属されることになった話をば。

その新しい技術自体は数年前から日本に入ってきていた技術(パッケージ)なので、知っている人が少なく社内からは「(この技術は)お金になるのかね?」なんて言われる始末……今となっては大企業では必須のパッケージになりうちの部署は予算過達を繰り返してるわけですが……

んで、話は戻ってそのプロジェクトは僕が配属される1年前から開始されており、「どうにも全く進まない」と言われた人事システムで今で言うと”炎上プロジェクト”でした。

さてさて僕(と複数の新人)が入った炎上の着火作業。って事で毎日終電という生活がめでたく始まったのでした。

Figure shouka

前任者は既にプロジェクトを去っており、前任者が残した資料は(その当時の僕には)意味不明で引継ぎもなかった。と言う今でも考えられない時代。

さらに人事システムって言うのもあってかお客様は人事部門。お客様に仕様をレビューして貰うのですが机の上に足を乗せて聞いていたりタバコを吸いながら聞いていたり……と「うわー、人事部ってこんなに生意気なんだ」と思ったものです。

それでも僕たちは頑張って進めました。

途中、Excelのプログラムを発注していたプログラマが逃げると言うハプニングもあり、僕は土日も使いその逃げたプログラマの尻拭いをしてました。今なら「増員してほしい」って感じです。僕が若かったのと「仕事はやって当たり前」と言う意識の時代だったんですね。

そして、やっと本当に複雑なシステムが出来上がりました。(結果的にパッケージの標準機能の部分はほとんど使われませんでした)
システム稼働が落ち着いてきて我々もお客様先から退場という事になり、資料の整理をしていた頃、キャビネットから前任者の資料が出てきたので、時間が時間に余裕ができた頃の僕はその資料を(今の知識で)再度読み返す事にしました。1年お客様のシステムを経験したから、今なら読めると思ったんです。

驚いたことに、1年かけて僕たちが再設計した仕様と前任者が残した仕様とは(ほぼ)同じにだったんです。

「うーん、1年前にここまで出来ていたんだ」と唖然としたものです。確かに不完全な部分はあったものの、引継ぎがちゃんと出来ていればかなりの時間短縮になったなぁ〜と。

もしかしたら、前任者は顧客レビュー(人事)にメンタルをやられたのかもしれません。

また、新しい技術だったので見積もりが正しく出来ておらず、今考えれば非常に安い金額で受注しておりました。
結果、最初の見積もりの10倍のお金がかかったし、プロジェクトマネージャーは何回も変わったんですけれど、いい経験でした。……今思えば、ですけれどね。

それにしても、前任者は一人で考えていたみたいで、凄い人だったんだなって。でも、コミュニケーションが下手だとその能力もうまく発揮できなかったんだろうな。と思いました。

今の時代、SEにはプログラム技術だけではなく折衝能力(ある意味コミュニケーション能力)が当たり前のように必須とされています。

ふと思い出した、この話。今の時代に笑い話で済むのかなぁと思ったので、エントリに描いてみました。少々難しい話になってしまいましたが、SIer、SEの人に届けば良いなって思います。

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