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だが、情はある

「情が湧く」

今の火消ししているプロジェクトがなかなかに長引いています。もうすぐ1年になるでしょうか?
基本的に他部署の支援プロジェクトなので断ることも(今後の昇進や査定には響くと思いますが)可能だったと思っています。
でも、なぜここまで肩入れしたか?
この理由は簡単で元々同期が(いやいや)やっていた(やらされた)プロジェクトだったからです。
ロジスティクス(特に生産系)のプロだった同期が突然畑違いのプロジェクトに投入されており、彼も長期的に見て判断して社内異動をしたという経緯があります。退職しないで本当に良かった。
古い考えかもしれませんけれど僕としては同期としてのプライドで頑張った訳です。

で、去年の夏休み前にひと段落したんですよ。
でも夏休みあけてすぐに呼び戻されました。僕が担当しなかった部分のテストが不十分になってトラブったからです。また火消し支援。かつ新規開発まで振られました。

体制が全く滅茶苦茶だったので、とりあえず呼ばれたけれど指示が全くなく困っていた新人を僕の下につけてもらいさらに半年頑張りました。
仕事が終わった後に飲みに行ったりはしなかったんですけれど、毎日目標に向かって頑張ったし八重洲にある事務所で勤務する事が多かったので昼食は結構有名(ヤエチカって奴ですね)な所で色々なものを食べたし、帰りの電車も一緒に帰ることが多かったんです。

そこで「情が湧いてしまった」んでしょうね。おっさんというのは若い人から優しくされるとすぐに情が湧いてしまうんです。こればっかりはしょうがない。
こちらからいろんな事を聞くとハラスメントになりそうな昨今、向こうからどんどんプライベートに近い事話してくれるんですから。

その後、僕は再び抜けることになるんですよ。
当初の計画であれば、今年の3月で僕も新人も抜けるつもりだったんです。だからみんな理不尽な要求に耐えてたんですよね。

ただ、抜けられたのは僕だけで新人は残留と言う結果になってしまいました。みんな他部署からの応援で、僕と新人は部署が違ったので僕の権限ではそこはどうしようもありませんでしたし…。

新年度が始まる前の日曜日の夜、部長から電話がありまして。「また(このプロジェクトに)戻ってきてほしい」との事でした。
おそらくですが、断ることも可能だったのかもしれないです。

「だが、情はある」

新人たちのファーストプロジェクトがこんな理不尽なプロジェクトがきっかけで離職してほしくなかったんです。お世辞抜きで本当に優秀なのですから。うちの会社は大きいのでもっともっと面白くてやり甲斐があるプロジェクトは沢山あるんですよ。
なので戻ることにしました。

今回は直接一緒に仕事をする事はないですが自分に求められる範囲は全力で行うことにしました。とにかく時間がないのです。「何々が決まってないので作業できません」っていう前に自分で決めることにしました。
関係部門と連絡を密に取り、裏で散々手を握ることにしました。

なりふり構ってられないんですよ。

シン・仮面ライダー(の予告)を見ていたんですけれど、その中のセリフで、
「何がなんでもだ」
と言うのがあります。
まさにそんな感じです。

さて、このエントリーを書いていてる現在まだ鎮火はしていません。
どうなるかは分かりませんが、やるだけの事はやろうと思います。

このエントリーのタイトルは、”たりないふたり”こと、オードリー若林さんと南海キャンディーズ山里さんの半自伝ドラマである『だが、情熱はある』から拝借しました。このプロジェクトに関しては”情熱”はありません。でも、”情”はあるんです。

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文句はそれからだ!

上手く鎮火させて、その時こそ頑張ったメンバーだけで存分に飲み食いしたいと思っております。

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