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サラリーマンこそフルスイング【書評】悪意とこだわりの演出術

今現在(2015-2016年)で僕が面白いと思うTVのプロデューサーの話を以前書きました。

今のテレビを引っ張っている2人

その中の藤井さんの本が出たので(と言うかとっくに出ていましたが)、購入して読んでみました。

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彼の尖った感性は、「やったらダメと言うのはない。」と言う点でした。同じ答えが続いてもよいクイズ番組。何回も続くから法則が生まれる。など、なるほどなぁ。と思わされる感じです。ある意味お笑い業界での”天丼”(同じボケツッコミを繰り返して笑いを誘う)を利用しながらも、ハズしもあるって奴です。

また、ここでは書きませんが、なぜ「悪意」が出てしまうのかについても書かれています。彼の悪意はこだわりの結果生まれている事がわかります。

また、この本には自分が担当した番組の立ち上げやコンセプト、エピソードが載っていて、藤井健太郎仕事大全みたいな感じもします。

僕が気に入ったのは、「サラリーマンこそフルスイング」と言う行動推進です。

藤井さん自身も今のところ、フリーではなくTBSのサラリーマンとして働いています。TVマンでも、サラリーマンだから、リスクが低い。なら、リスクが低いのならフルスイングして失敗してもいいじゃないか、と。

僕みたいに、SIerをやっている仕事のサラリーマンはTVマンほど責任は高くありません。(まぁ品質などで高い品質が要求されることもありますが)リスクはフリーより低い、だからこそフルスイングしていいじゃないか!

と言うのは勇気をもらいましたね。

フリーランスとは違い、失敗しても責任は会社が背負ってくれる。一定量のサラリーしか貰えないけれど失敗しても一定量は貰える。この考えって賛否両論あると思うんですけれど、リスクは小さいけれど一回成功すればリターン(昇進、昇給)はあるサラリーマンってのは強いのかな、なんて思いました。

最悪干されても給料は貰えますからね。

「水曜日のダウンタウン」とか「クイズ⭐︎スター名鑑」とかが好きな人は彼の頭の中を覗いてみる感じで是非、読んでみてはいかがでしょうか?実に読みやすかったです。

ちなみに、僕が好きなもう一人のプロデューサー、テレビ東京の佐久間さんの本の書評はこちら。

【書評】できないことはやりません

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