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人生で一番好きだった人(のその後)

師走である。ボーナスシーズンもあり、コロナ禍の解除に伴い久々に外で遊んだり飲んだりするサラリーマンも多いのではなかろうか?

僕もその一人かもしれない。いや、ちょうどそんな雰囲気の日だった。ちょっと体調的にも心身的にも疲れていたのかもしれない。それが復調しつつある、ある雨の日。

久々に腐れずに在宅勤務で会議の進行をしていた。「今日はこれが終わったら飲みに行こう」久々にそんな気分になれた。最近は外に飲みにいく気力よりも家飲みで済ませることが多かったからだ。
だからといって記憶を無くすまで飲むような飲み方はしない。久々に地元のショットバーに行って2杯だけシーバスリーガルの水割りを飲もうと思った夜。

その店には先客が一人いた。というか一人しかいなかった。いつもは早い時間に行くので誰もいないのが恒例だがちょっと遅い時間に行ったので「この時間なのに?」と言う感じであった。
その先客は知り合いである。この街の飲兵衛は大抵知っている。その知り合いと会うのは2回目。同業者、と言うか同じ会社であることを知ったのは初めて会った時。

今回は2回目だったので、挨拶程度で済ませようと思っていたのだけれども、思いのほか話が弾んでしまった。こう言うのは嫌いではない。
…僕が既に年齢的には老害であることは自覚している。飲んでいると昔話ばっかりしたがる性格になってしまったのも心得ている。

ただ、いつもの「あぁ、その人なら新人時代から知ってるぜ」と言う話では終わらなかった。いや、終わるはずだった。
その人は営業職であった。僕は技術職。ただ話の中で、その人が昔技術職扱いで就職したことを話しているうちに知った。そして何を専門にしているのか?までわかった。

そこで普通はこの話は終わる。ただ、その”専門”が僕にはわかったし、その分野の先駆者たちをたくさん知っていた。
話をしているうちに、共通のエンジニアの名前になった。老害だからわかる、わかってしまう”そういう人の名前”。

ー「そういえば、その人の部下に女性がいましたよね」ー

…。まさか、
…。いや、
…。それしかない。

僕はある人の女性の名前を口にした。
「あぁあぁ、その人。可愛い女性でしたよね」

そう。
僕が人生で一番好きだった人。
僕の20代を捧げた片思いの人。その女性のことを知っている人と出会えることができた。それも同じ町で。

会社に入って四半世紀以上経つが、その女性の名前を知っている人と出会ったのは15年ぶりくらいだろうか?それ以上かもしれない。

聞くと今でもその営業職の人と年賀状を交換するような仲であるらしい。そして、僕が知っていた最後の記憶の一個下の彼氏と今でも仲良く過ごしていることを知った。

…話のきっかけは、その営業職の人が「明日、久々に九州出張なんですよ」と言う話だった。
彼女は今は生まれ育った久留米で幸せに過ごしているらしい。

Kazuhiro17810006 TP V

何て言うんだろうか?
あれだ、久々の九州出張、美味しいラーメンを食べてきてほしいな。
聞くととんこつラーメンの発祥は久留米だと聞く。

それだけのお話。
愛する人よ、遠い地にて、幸せが続くことを祈る。

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