つよつよエンジニアは日々新しいアーキテクトやテクノロジーが出るとそれをプライベートの時間を使っても検証するとかいわれています。そういう行為に対して「一流エンジニアは休日も最新アーキテクトを勉強している。それが出来なきゃ生き残れない」みたいな発言をSNSで見る事があるんですよ。
僕は「出来るエンジニアは休日もプログラミングの”勉強”をしているか?」というと多分それは違うと思います。行為は一緒(休日にプログラミング)だとしても、好きだからやっているだけで勉強だと微塵も思っていない人がエンジニア適性を持っている人なんだという事です。あくまでも趣味の延長であって仕事とか勉強だなんて意識していないんです。ナチュナルボーンエンジニア。そういう人がゴロゴロしている世界に突入するためには人によっては”勉強”しないといけないという事になるのでしょう。
僕は結構広範囲に強い感じのITエンジニアを自負していますがプライベートではほとんどIT技術の検証は行っていないです。日常の仕事をプライベートと切り離したいと言う思いから仕事はWindows、プライベートではMacと使い分けていたりもします。
でも「xxがやりたい!」と思った時にそれがIT技術(さらに今の環境だけで)で実現できるのであればそれは例外です。
例えば過去にTwitterのアカウントの全フォロワーの最終つぶやき日とつぶやき数を調べてみたくなりました。アカウントを買っているのでは?と言う疚しい考えが浮かんだからです。
これはTwitter APIを使えば比較的簡単にできるみたいでお手本のプログラムがGitHubに沢山あるので週末を使ってプログラムを書いてサーバーで実行して結果をスプレッドシートで分析してみました。
実際にかいたコードの一部

また身内でメディア(自分で作った曲や動画など)を共有できるサーバーを立てたくなった事もありました。ftp使えば簡単にできるのですが利用する人が全員ftpコマンド使えるわけではないので簡単に利用できるサービスを立てたいなーと。
こういう時は自作せずにまずは自分のニーズに合ったOSSを探すところから始めるのが良いとおもいます。NextCloudと言うサービスがあったのでサーバーに実装してみました。(これは結局、誰も使わなかったです。YouTubeにアップして限定公開にするほうが楽だという結論に)
最近では、出先で文章を作ったりしたいと言うニーズが強くてpomeraを持っているのですが「いざとなったらネットを使いたい」という真逆の考えも出てしまいSurface Go(第1世代、LTEモデル)を中古で購入しました。この機種はWindows11に対応しておらずEOLを迎えるのでUbuntuを入れてみることにしました。Ubuntu自身は比較的簡単に入った(BitLockerには悩まされました)のですが肝心のLTEを有効にするためはひと工夫必要で日本ではノウハウがあまりなくて、海外の掲示板を色々確認して久々にLinuxコンソールでコマンドを叩きまくりました。
これらの作業(?)は勉強でもなんでもなく「やりたい事をやる手段がたまたまIT関係だった」と言うだけで完全に趣味です。これができたから偉い!とか休日にこういう事を積極的にやるべき!なんて気持ちはないです。たまたま自分で出来る技術だったからというだけ。
と言う事で昭和に生まれ小学校の時からいらなくなった白黒テレビにMSXを繋ぎプログラミングを始め、高校ではBASICでゲームを作って性能が出ない部分を8086のアセンブラを書き実装、入社試験も新人研修もプログラムは余裕と言う当時つよつよエンジニアだった僕も四半世紀経った今はサンデープログラマ以下になってしまいました。
しかし「これはどういう仕組みなのだ?まったく意味が解らないので手も足も出ない」と言う状況には幸いにもまだ陥っていないです。AI全盛の現代そろそろ取り残されるのですかね……。
そうなったら、
「それもいいね」
って事で農業でも始めてみようと思います。