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蕎麦屋の鍋焼きうどんが好きだ

寒い日が続く。まぁ、冬だから仕方がない。日本には四季があるから素晴らしい。でも、やっぱり冬は寒いのだ。
こういう時は温かいものが食べたくなくなるのが人間ってものである。

鍋を食べたりするのが良いが1人鍋ってのも風情がない。みんなで鍋をつつくのは新型コロナのこのご時世タブーとされている。
かと言ってあたたかいラーメンは四季を通して変わらない。ラーメンは「冬の食べ物」ではない。

「冬だから」と言って食べたくなるのが僕の場合『鍋焼きうどん』なのだ。

例えば秋になればマクドナルドで月見バーガーが販売されるように僕の中で『鍋焼きうどん』は冬の季語になりつつある。

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とここまで書いたが実は蕎麦が好きだ。
うどんと蕎麦なら断然蕎麦派だ。

でも、寒い冬は『鍋焼きうどん』が無性に食べたくなる。
その時だけはうどんなのだ。ざる蕎麦では無いし鴨南蛮でも無いのだ。鍋焼きうどん。

それも僕の場合は何故か”蕎麦屋の鍋焼きうどん”が好きなのだ。うどん屋の鍋焼きうどんでは無くて蕎麦屋の鍋焼きうどん。決して“つるとんたん”の鍋焼きうどんではないのだ。

具材にこだわりは無いけれど以下の具材は必須である。
・しいたけ
・ほうれん草
・かまぼこ
出来れば海老天が付いていると嬉しい。肉は鶏肉がベター。ってか無くても良い。肉はメインでは無い。

逆に「これはいや」ってのは以下の通り
・最後に生卵を乗せている(ゆで卵の方が断然良い)
・餅は不要(正月ではない)

僕だってある程度のこだわりはある。だけど、大抵蕎麦屋の鍋焼きうどんにはハズレがない。たぶんだけど。確認するならば餅が入ってるかの確認をするくらい。
メニューに「もち(+100円)」とか書いてあれば一安心パティーンだ。

蕎麦屋の鍋焼きうどんって言ってるくらいなのでうどんにこだわりは無い。変な話かもしれないけれど鍋焼きうどんは全てを合わせた上での『総合料理』なのだ。まぁ、鍋な訳。

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まずは出汁を啜り、その後麺をすする。間にかまぼこ、しいたけ、ほうれん草を挟みうどんと交互に食べる。かまぼこのふにゃふにゃ感(僕はかまぼこの食欲が好きだ)、しいたけの深い味わい、ほうれん草も出汁を吸って美味しくなってる。

ただ、椎茸に関しては食べられない人もいるので無理強いはしない。でも、個人的にはマストアイテムだ。

僕が前に住んでいた稲田堤の蕎麦屋の鍋焼きうどんにはタケノコも入っていて食感のアクセントになっていた。実に良い。

食べ進めていよいようどんも少なくなってきたところでラスボス海老天の登場である。この頃になったら衣は汁でぶよぶよだ。だが、それがまた良いのである。ここは天ぷら屋ではないのだから。

ちなみに鍋焼きうどんは単品で食べる。ご飯と一緒に食べたりはしない。酒は出来上がるまでの時間に瓶ビールを飲む程度、だ。

完食すると身体がホクホクする。その状態で店を一歩出るとまた寒い『冬』が現実に戻してくれる。
その時の空気がまた美味しいんだよ、これが。そこまで含めて”蕎麦屋の鍋焼きうどん”と言っても過言では無い。

今住んでる矢向には蕎麦屋がなくなってしまった。実に悲しい。あの店、良い店だったのになぁ。

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最後に、僕が中学・高校の頃、食欲がない時とか母親はよく鍋焼きうどんを作ってくれた。具材もチープなシンプルな鍋焼きうどんで椎茸も入ってなかったが心底美味しかった思い出がある。

僕はそんな母が作る鍋焼きうどんが大好きだったな。アルミのチープな一人用の鍋で作ってくれる鍋焼きうどん。

母親には感謝しかない。

さて、週末は久々に密を避けて鍋焼きうどんを食べに行こうか。場所は鶴見か川崎。

さーて、明日からリサーチが始まるのである。
極上でなくて良い。なんて事ない感じの「蕎麦屋の鍋焼きうどん」が食べられたら良いのである。

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