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日テレ『オモウマい店』に思うこと。

はじめに

日テレの火曜日のゴールデンタイムで放送している”オモウマい店”という番組が流行っています。

調べてみると元々は中京テレビの企画だったそうで…結構中京テレビっていい番組を作っててそれを全国区(中京テレビは日本テレビ系列です)に持って行くパターンが多い模様。

例えば

  • オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです
  • それって!?実際どうなの課
  • 太田上田
  • フットンダ

……などなど。
こう見るとお笑いに強いですね。

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ただ、この番組はゴールデンタイムにやっておりおそらく視聴率は良いと思うんですけど、レギュラー番組にしないほうが良いのでは?って思ってます。

それに対する理由として2点ほど懸念点があります。

懸念点1・ネタ切れにならないか?

番組が始まった初期の頃は「え?この量でこの値段!?」的な店が沢山出てきました。「ありえねー。でも近くにあったら通っちゃうな」みたいな。

でも、そういう店の数には限界はあります。世界じゃなくて日本だけですしね。ネット社会の今そういう店はググれば出てきますよね。

そのうちに「うーん、確かに安いけれど激安ってわけでは無いなぁ」って言う店も出てきます。最初に凄い店を紹介しすぎたのでなんかパンチが弱くなってる気もするんです。

ただ、この点に関しては番組の転換(軸を複数持つ)として、過去訪問した店を再訪するとか、現地に赴いているADと店主との人間性を魅せるようになってきたのでまだ持つとは思います。

でも、1番怖いのが(ネタ切れによる)『ヤラセ』です。
この番組自体は、”ヒューマングルメンタリー”と名乗っているので嘘が混ざっていても基本的には問題はありません。
ドキュメンタリーでもノンフィクションでも無いのである程度の脚色は認められると思いますが、『クレイジージャーニー』と言う前例があるので…

なぜヤラセをしないといけないのか?

懸念点2・現地の競合他社は大丈夫か?

この番組で出てくる店っていうのは大抵”利益度外視”でやっているケースが多いです。
「利益は出なくても(時には赤字でも)自分達が生きていけるだけのお金はあるから良い」ってパターンですね。

これ、地元の人には凄い嬉しいんでしょうけれど、ちょっと怖い点があるんですよ。

例えば、その店(名物店)の近くに飲食のお店を開いたとします。土地代(テナント代)、人件費、材料費などいろいろな費用がかかるので、利益を出すためにはやはりそれ相応の値段はします。

そうすると、お客さまは「別にあの店(名物店)があるから高いお金払って新しく出来た店に行かなくてもいいよね」という判断をされた場合に、その飲食店は赤字続きとなり、閉店に追い込まれる可能性があります。

材料費はチェーン店(フランチャイズ店)は”大量仕入れによる値下げ”と言う強みはありますが、それでも長期戦になると厳しいです。

さて、この”利益度外視”のお店が無くなったらどうしましょう?
やはり、ご高齢の方が経営されているパターンが多いのでご病気になられたりする事も多くなってくるでしょう。

下記の動画がそれを的確に表しています。

僕は、そういう店があっても全然良いし、チェーン店だけではツマラナイ世界になってしまいますからね。

ただ、そう言う店がその土地で力を持ちすぎると”飲食が育たない可能性”があるので正直「もう少し値上げしてほしい」と言うのが本音だったりします(適正価格とまでは行きませんが…値上げするとお客はきちんと”味”を見ますから…)

終わりに

僕も趣味と実益を兼ねて地元の人の「パソコンの調子が悪いんだけど…」とかの相談には乗りますが実際に作業するときは必ず対価をもらいます(ビール1杯とかそう言うレベルですが)
本格的にお金がかかりそうな場合は「xx円位マジで必要です」ってきちんと言います。

僕は個人的に『オモウマい店』はペースを落とすか不定期特番にした方が結果的に“長期コンテンツ”になると思うんですよね。

せっかく良いコンテンツは”消費”せずに大事に”ペースを維持”して欲しいです。

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