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お袋の味、家の味、店の味

新婚のカップル。同じ家で生活を始めてほぼ最初に「結婚したな〜」と思うポイントはパートナーが作った料理を一緒に食べるイベントではないでしょうか?(初夜とかは婚前交渉してると思いますし、ね。)
最初からデリバリーってのも野暮。やはり2人で夜に食べるための料理を作るのです、

会社から帰って来たら奥さんがご飯を作って待ってて、一緒に食べて「美味しい!」とか「お袋の味と違うなぁー」とか「今度、xx食べてみたいなー」って奴。キャキャキャ、ウフフの時間ですね。週末でお酒があればなおよろし。Netflixなんかでドラマとか映画を観ながら晩酌へ移行。……くぅ、最高ですな。(その先は両人にお任せします)

結婚って2人でするものなのでそれぞれ育ってきた家庭の味は基本的に違います。住んでいた地方でも味のベースは変わってきますよね。例えばお味噌汁の味噌が白と赤で違うとかご飯の固さとか、カレーの具とか……。正月はお雑煮で各家庭の違いが出たりします。
まぁ、あるあるですな。

自分が育った味はあれど、僕はそれを全部継承していく必要は無いと思っています。新婚の夫婦でお互いに「美味しい!」と思った料理(調理方法)を「新しい家(自分たちの家)の味」にすれば良いだけ。
そして両家の家庭の料理で美味しいものがあればそれはちゃんと継承しておけばよし、と。

Ryouri woman manaita

余談ですが、「お前の作るカレーは手抜きだ!俺の母親はもっと時間をかけて味わい深いカレーを作ってくれたぞ!」みたいな話になって奥様が義母(姑)に作り方を問い合わせた所「家で余っていたカレールーを適当に混ぜただけ。毎回味は違うよ」みたいな話もあるそうで……。このタイミングで開けてはいけない箱が開くこともあるとか無いとか……。

さて、時代は流れUberEatsなどを利用する機会が増えていき、食材も高騰している昨今では「自炊する方が高くつく」という状態になるかもしれません。そのうちに料理は「生活に必要な家事」から「余裕がある時の趣味」に移り変わる可能性があります。
電気やガス、水道のように『食べ物を提供する』と言う社会インフラが出来る感じです。

何十年後の『我が家の味』はオリジン弁当だったり、ほっともっと、ほっかほっか亭だったりと自分が住んでいた町の弁当屋とかデリバリー店になるのかも知れません。特に牛丼とかになると吉野家、松屋、すき家とかチェーン店が多いので「吉野家以外論外!」「松屋は牛丼じゃなくて”牛めし”!!」みたいな喧嘩になるのかもしれません。うん、平和っちゃー平和です。

「あぁ、君の家はほっともっとかぁ。俺、唐揚げはオリジンで育ってきたからな。でものり弁はほっともっとが好き」みたいな。そのお店が近くにあるかで引越し先を決める……まで行くと行きすぎかもしれませんね。
夢が無いと思われるかも知れませんが世界って百年単位でじわじわと変わっていったりしますからあながちあり得ない話では無いと思います。

と言う訳で自炊は大変ですが美味しくできた時は大人数であればあるほど喜びを共有できます。メニューによって大変さが違いますので「ここ一番の料理!」みたいなものを特別な日として後はいかに簡潔に美味しい料理が作れるか?と言った感じでしょう。

あと自炊で一番大変なのは洗い物です。とにかく面倒。なので美味しい御飯を食べた後は一緒に洗い物をするのが良いと思いますよ!

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