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ゴルフの試合は見れちゃう

3月頃、同期が突然ゴルフに目覚めた。
川崎の「こんなところに!?」と言う怪しげな雑居ビルの中にあるシミュレーションゴルフを見つけて月額の定額制利用し放題に入った模様。基本24時間営業で2名まで同席可能。
そこに結構な頻度で誘ってもらっている。僕の方から時間を決めることは出来ないけれどそのかわり向こうが行く時間に予定が合えば基本無料で楽しませてもらっている。

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ちなみに2人ともコースに出た事も無いし飛距離も全然な初心者だ。しかしそのおかげで週末や祝日の数時間を有意義に過ごす事ができている。
初心者でレッスンも受けていない(厳密には最初に1回だけ受けた)のでかなり独学に近いがエンジニアという仕事柄、スマホでスイングを撮影して確認し、YouTubeなどでポイントを見つけ修正……という仮説検証を繰り返して少しずつではあるが上手くなっている。
そういう所への労力は惜しまないのがエンジニア。
注意しないといけないのは『我流で間違った練習を繰り返さない事』でこれはゴルフに関係なくほとんどの物事に当てはまる。そのため、お互い相互的に意見を言ったりゴルフをやっている同期とシミュレーションゴルフができる店で飲み会をしてアドバイスを貰い修正を図っている。先ほどのスマホで撮影したりするのもその一環。

そのうちに休日の午後とかでやってるゴルフの試合を普通に観れてしまう……というか楽しんで観てる自分に気づく。
不思議なもので男女問わず選手名とかわからなくても見れちゃうのだ。
「ここは早送り」とか「ちんたらダラダラしてるなー」みたいな感覚が沸かない。

昔、東京に住む親戚の叔父さんの家に年に1回親父含め叔父兄弟が集まって数日過ごすということをやっていた時期があり、叔父さんの家が近かったので近況報告的に呼ばれていた際、ゴルフをやる叔父が休日の午後にTVでやっているゴルフの試合を見ていて「何か楽しいのだ?」と思っていた。
自分としては“その位置になったか“と言った感じである。偉くなったとか歳をとったとかでは無くて経験値が溜まってレベルが上がった感じ。

野球やサッカーので贔屓のチームを作ってシーズン中にビールを飲みながら観戦し一喜一憂したかった。そのスポーツ観戦の感覚に近い。やっと見つけた感じだ。

いままではそういう番組に食指がまったくわかなかったのにゴルフの番組が見れるようになったのは自分が実際に打ちっ放しやシミュレーションゴルフをするようになってどうにも上手く行ってないからだと思う。それしか無い。
「プロのフォームはどんな感じなのだ?」みたいな感じ。
ゴルフのスイングは基本は大事だけど自分の体型などに合わせていくと結果的にフォームは少しずつ変わる。だから見ていて参考になる。

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また、ゴルフは“紳士のスポーツ“と言われるようにテレビやYouTubeとかを見ていてもコース上ではいいショットが出れば褒めるし失敗しても笑ったりせずにフォローする。これが素晴らしい。
プロの試合とかだと賞金がかかってたりするので選手は心の中で「失敗しろ!」と思ってると思うけどそういうそぶりは見せない。
観客もヤジを飛ばさずナイスショットは拍手するしミスショットでは残念がる。流石は紳士淑女。

ゴルフ中継が見やすいのはそこに原因があるのかも知れない。解説の人も誰を贔屓するとかでなく淡々と解説をしていく。
例えば野球で9回裏、2アウト満塁みたいな緊張感やサッカーで劣勢だった場面からカウンターが決まりドリブルで隙が出来た敵陣を突き進むみたいな高揚感はない。
ただただ個人がいかにミスショットをせずに良いスコアで回れるかを淡々と見る。でもそれが良かったりする。あと、シンプルにゴルフは上手く球に当たると非常に良い音がする。もしかしたら打ちっ放しとかは環境音楽にちょうど良いかも知れない。

実際にコースに出るようになるとお金もかかるのでそこまでハマるかわからないけど、きっとコースに出たらもっと番組を楽しめるようになるのだろう。
ちなみにクラブは何年か前に何故か買った安物が数本。新しいドライバーが出たから欲しい!と言う感情は全く無い。

まだ、「来月の何々オープン楽しみだなぁ!リアタイしよう!」みたいな気持ちにはなってない。あくまでも“やってたら観る“位の感覚。その位がちょうどいいのだな、と思う秋日。

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