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『名古屋飛ばし』

音楽や演劇、お笑いライブのツアーなどで名古屋公演がない事があるそうです。
それを『名古屋飛ばし』と呼ぶとの事。

僕は違いますが愛知県民は悲しい限り……なのではないでしょうか?

今も使うかわからないのですが、昔は東京で活動していてツアーを打つ場合、いきなり全国ツアーは集客が難しいので“東名阪ツアー“から始める事が多かったと思います。

・東京
・名古屋
・阪神(大阪)

の頭文字を取って“東名阪“。安直なネーミングですが、昭和ってそういう頭文字を取る略称って非常に多かったんですよ。

貧乏ミュージシャンとかは機材も運べるバンに乗って東京〜名古屋〜大阪とドライブしながらライブをやっていたみたいで、それもまた青春ですね。夢見るバンドワゴンです。(お笑い芸人のバナナマンも若手時代にライブツアーで全員同じ車に乗って回った事があるそうです。余談ですが当時バナナマンのお笑いは大阪と相性が悪く『大阪飛ばし』をしていたそうな)

さて、東名阪ツアーで無事動員が見込まれたら次は札幌と福岡を追加して5大ツアー、次は全国ツアーになっていきます。5大ツアーはドームがある場所があるのでドームツアーやアリーナツアーが開かれたりしますね。そこまで言ったら大成功の証。ちなみに、ドームツアーを開催しても札幌ドームだけは中々満員に出来ないそうです。

本題である「何故、名古屋飛ばしが起こるのか?」ですけど名古屋は集客が厳しいから赤字になってしまうのでやらない!……という訳では無く、単純に「ちょうど良い箱(場所)が少ない」からだそうです。(空気階段のラジオで言っていました)

Wikipediaによりますと、1992年に新幹線「のぞみ301号」が名古屋駅と京都駅を通過するダイアになっていた事が名古屋飛ばしの起源と言われています。京都飛ばしにもなっていたんですね。1997年に解消された模様です。

箱はライブハウスだったり劇場だったりドームだったりスタジアムだったり何人位動員するか(出来るか?)によってそれぞれなのですが、ちょうど売れ始めたバンドや漫才・コントライブに合った500人〜1000人位のキャパの場所が少ないらしく、無いわけでは無いのですがそうなると同じ場所を狙っている人が増えるわけですね。日程も重なる傾向にあると思うのでツアー中で名古屋公演だけ1ヶ月とか間があいてしまうのも変な感じになってしまいます。

押さえられたらツアーに入れられるけど取れなかったら名古屋ではやらない(できない)……となるのが『名古屋飛ばし』の正体。安定して売れている大御所やベテランは数年先まで予定を押さえる事も出来ると思いますし、それも重なって若手は更に場所を押さえるのが厳しい状態だそうです。早い者勝ちだと思いますが、序列があるのかも知れません。とは言え、「名古屋が取れるか?」を最初に考えるのも変な話。東京とか大阪の日程が変になってしまいますからね。

あと、名古屋って『名古屋走り』『名古屋巻き』とかちょっと独特な場所なのかもしれません。愛知名物の食べ物も独特な物が沢山ありますが、あまり全国展開はしていないですし。トヨタ圏(トヨタ経済圏)と揶揄される事もありますが、愛知県はその中で雇用も文化も全て賄えるんですよね。

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ハンチョウより

とは言え演者側も東京と大阪の間ではやりたい(そうしないと移動費や宿泊費などファンに負担がかかる)と言う思いがあるみたいなので、浜松などが代替の場所になる事が増えてきたみたいです。
『名古屋飛ばし』って別に悪意があって飛ばしている訳ではないと。
と、言うことで愛知県はもっと劇場を増やせば安定した収益が求められるのでは?と提案して終わりにします。

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