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仕事に詰まらないようにメンターを探そう!

メンターって言う存在がいます。企業におけるメンターと言うのは指導者とか助言者って言う役割の事を指しており、実際に明確に自分のメンターを置いてもらう「メンター制度」を取り入れている会社も多いそうです。

僕が思っているメンターってのは、もっと緩くて部署とかも全然違ってもいいし、そのメンターに明確な育成責任は無くても良いと思っています。
ただ、仕事の業務上の指導や助言をするだけではなく、不満に思っている事を聞いてあげたり、ストレスを溜め込まないようにアドバイスしてあげる意味も込められています。

昔聞いた話(たとえ話か実例かは不明)なのですが、ある優秀な人材が集まる部署に年配で仕事の能力もあまりない人がいたらしいです。経営者としては、その年配の人は部署に不要と判断して、退職を勧めたとか。で、その人はそれを受け入れて会社を去るのですが、その後、優秀な人材がどんどんと他社へ流出していったそうです。
経営者が不思議に思って調査すると、どうもその年配の社員が人材を夜飲みにつれていき、仕事の相談を聞いたり、愚痴を聞いたりしていたそうです。

ある意味、一見正常に機能しているように見える組織は、その年配の方がメンターになっていたから機能していたのでしょう。こういうのはなかなか表面的には見えてこなかったりするから難しいです。

僕も会社に入ってから”メンター”なんて言葉は知りませんでしたが、「この人みたいになりたい!」って思える人が二人いました。仕事も出来るし、夜も僕を飲みにつれて行ってバカ騒ぎしてくれてた人です。

その二人は僕にとって、”メンター”であり”ロールモデル”だったんだと実感しています。(なお、その二人は現在二人とも会社の本部長職ですが、今会っても平社員の僕に対して気さくに話しかけてくれます。そういう所なんだと思います)

良かったと思うのはその二人とも同じ部でしたが、僕の直属の上司では無かったと言う事です。勿論、直属の上司は物凄い技術者で色々と学ぶ所がありましたが、いささか息抜きと言う点を教えてくれませんでした。(勝手に学びましたが)

その点、僕が思っていた二人は僕との仕事上の直接の利害関係が無いので気軽に接してくれたし、色々と話しやすかったんだと思います。

冒頭で「メンター制度を取り入れている会社もある」と書きましたが、直属の上長をメンターにすると問題が起きると思っています。
それは、命令を出す人とメンターが一緒になってしまうからです。「仕事がきついです」とかそういう状況で相談しにくいですよね。

School soudan man boy

最近、会社にそう言うメンター的な存在や、ロールモデルの不在が若者の帰属意識の低下に繋がっているんじゃないかな?って思ってます。(勿論、帰属意識が高ければ良いと言うものではないですし、必ずしも帰属意識が必要と言う考えは今の時代に通用しない事も分かった上でです)

僕の新人の頃は、「うわーあの人かっこいいし、仕事もできるしモテるし、僕には優しいし奢ってくれるし最高だなぁ。僕もあんな風になりたい」って言う人がいたんですよね。

今の新人って嗅覚が鋭いですから、部署で「あぁ、課長になっても毎日残業か…」とか「噂だと課長になっても年収xxx万円位らしいぞ」みたいなネガティブなイメージが強くて、その中で「でも、あの人はすごいよね!」って思える存在に僕たちがなれていないんだと思うんです。

僕は技術的なメンターになれているとは自負しています。大抵、部署で分からない事が発生したら巡り巡って僕の所にきますから。
ただ、最近はセクハラとかパワハラがうるさいのであまりプライベートな部分とか悩みとか聞けないんですよね。

でも、友達とかに相談しても「会社違うからわかんない」って返される事も多いと思うんですよ。今の会社は完璧でないにしろ、不満を聞いてアドバイスする位なら出来ると思います。
(俺の若い頃は喜んで残業した!とかは絶対にNGですが)

もうちょっと、僕も「波秋さんみたいになりたい!」って思ってもらえるように頑張ろうかな、なんて思ってみました。

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