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今こそ『まだ東京で消耗してるの?』なのかもしれない。

はじめに〜新しい普通:ニューノーマル

2020年はじめ、新型コロナウィルスの世界的流行によって、僕が勤めているコンピュータの世界ではリモートワークが主流になりました。

驚かれるかもしれませんが2020年3月以降、僕は職場(顧客先)には半年間全く行ってないです。1回も行ってません。産業医とかの血液検査で自社に出社したことはありますが、顧客先には行ってないんですよ。全部在宅勤務。

噂みたいですが、今やってるプロジェクトの本番(2021年4月)まで在宅勤務継続と言う基本方針になっているんです。

会社の方針もあるけれど流石にこれは…って感じがします。

僕の場合の勤務内容

僕(独身)の場合、朝起きて、勤務時間ギリギリまで朝のニュースとかをみて、定時ちょい前に会社支給のPCで接続して仕事をただするだけです。

一応毎朝、電話(Skype通話やTeamsなど)で音声による作業内容確認はしますけれど、それだけです。
別にカメラとかは一切起動してません。パジャマ…言ってしまえば全裸で仕事してもいい訳です(独身なので)

で、定時になり仕事の区切りがちょうど良いところで会社支給PCをシャットダウンして勤務終了です。その気になればその瞬間からお酒飲んでも構いませんね。通勤という行為がないのですから。

Zaitaku telework man

ただ、この仕事の仕方は向き不向きがあるようで、「ずっと家にいるので、プライベートと仕事の切り分けが付かなくなった」とか「一人で仕事していて漠然とした不安がある」「家族と暮らしていて家で仕事をする想定をしていなかったので場所がない」とか必ずしも万人に向いているか?と言われたらそうでも無いみたいです。

ちょっと思っちゃった

そんな生活を半年間以上続けたんですけれど、やっぱりふと思っちゃうんですよね。

『だったら思い切って3ヶ月くらい実家(北海道)に帰って仕事しても問題ないよね』って。

紛いなりにも神奈川に住んでいる訳で家賃だって安くは無いんですよ。実家に帰ればその分家にお金入れられますし、年老いた親の面倒も見れましからね。

環境的には会社支給のPCとネットさえあれば仕事できますし、ネットだって会社支給のiPhoneのテザリングをすればOK(業務利用であれば認められています)なので最悪といえばあれですが、電気があればなんとかなっちゃうんですよね。

…夕方のニュース(これも通勤がなくなったので見れます)で見たんですけれど、観光(宿泊)業界もかなりコロナでかなりのダメージを受けたみたいで今は格安で泊まれるみたいです、そう言うところに旅行や気分転換しながらリモートワークをする事を『ワーケーション』と言い、そう言うプランもホテルや旅館によっては用意されているみたいです。

確かに家庭を持ってれば難しいと思います(2〜3日ならGOTOキャンペーンを利用して観光がてらと言うのはアリかもしれませんが、子供の学校とかを考えると数ヶ月スパンは難しいと思います)

ある日、テレビを見てたら関東近郊でシェアハウスを転々としながらリモートで仕事をしてる人がインタビューされていました。本籍は実家とかにあるみたいなので、独り身であればそう言う仕事の仕方もできると言う時代に本格的になった訳です。

まだ東京で消耗しているの?〜またはノマドワークという生き方

昔、ブロガーのイケダハヤトさんはブログタイトルを『まだ東京で消耗してるの?』と言う挑発的な名前に変えて高知に移住しました。

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このキャッチコピーは優秀で『まだ○○で××してるの?』と言う(挑発的な)使い方ができて汎用性があるんですよね。イケダハヤトさんは今は情報商材屋みたいな仕事をしているので僕は好きではありませんが、このキャッチコピーは秀逸だと今でも思います。

時を同じくして、”ブログで食べていくことも出来るよ!”みたいな形で、サラリーマンと言う組織に属さないで自由な場所で自由に仕事(ブログ作成など)をしよう!みたいなムーブメントがありまして『ノマドワーカー』なんで言葉も流行りました。

Cafe nomad man

当時はYoutuberとして生きていくライフプランがなかったので、”ブログ”がメインでしたね。

また、いわゆる”いけてるベンチャー”みたいな会社が乱立したのもその後しばらくしてですね。スタバでMacBookでドヤるのがステータスになってきたのもこの頃ではないでしょうか?

ただ、それらって、学校卒業して、そのままそう言う職業になるか今勤めている会社をやめて独立すると言うリスクも含んでいたのは事実だと思います。
実際にブログだけで生計を建てれる人は一握りでしたしね。

なので、その頃はそう言う仕事の仕方ってフリーランスの専売特許だったんですけれど、今は会社に属しながら出来る様になった訳ですよね。そう言う意味ではリスクが無いんです。
「会社辞めてブログで食っていく!仕事場はその時々でノマドワーク!最高!」みたいなリスクは取らなくても良くなったんですよね。

皮肉的になるかもしれませんが企業に属しているサラリーマン(いわゆる”社畜”)でもノマドワークが出来るという時代に(結果的に)なってしまったんですよね。

ただ、これはあくまでも結果論でして、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大が無かった場合に2020年にそう言う時代が来たかと問われればおそらく答えは「No」だと思うんです。

2020年は東京オリンピックが開催される年(だったんですよ!忘れちゃってるかもしれないですけれど)だったので、オフピーク通勤などの準備は関東近郊の会社はしていたと思うんですけれど、まさかその前に未知のウィルスによって在宅勤務を余儀なくされるとは誰が予想できたでしょう?

終わりに〜これからの時代:ニューノーマル

これからは『就職するために上京する』と言うケースは減ってくるのかもしれません。
大企業の本社も地方に分散化してリモートメインで仕事を進めていく可能性だってありますしね。

僕の会社の新人も4月に入社してから出社した日数って(部署にもよりますが)おそらく数えるくらいしかないと思います。定期券も支給されていないのでは無いでしょうか?(都度旅費精算と言う形で)

大学での勉強の仕方がどう変わっていくのかにもよると思うのですが、大学の4年間(6年間)だけ、行きたい大学の近くに引っ越しして勉強して、無事卒業したら地元に帰ってきて就職と言うのも考えられますね。その場合の就職ってのは”地元の会社”だけではなく、”日本を代表する一流企業”も選択肢に含まれるのだと思っています。

『花の都大東京』

昭和の時代は学校を卒業したら上京して東京の大企業に入って寝る間を惜しんで働いて偉くなって賃金を得て家を買って家族を養うことが「正解」とされていました。

でも、インターネット、スマホの普及や新しい色々な生活様式で感じていた”なんとなく大きなうねり”のようなものが新型コロナウィルスの発生によって、表面化してきたのでは無いかな?って思ってたりもします。

実際、東京は物価が高いですし、何より2020年10月現在において日本で新型コロナウィルスの感染リスクが一番高いのが東京です。「今住んでいるから」以外に東京に住むメリットはどんどんと減っているのでは無いでしょうか?

昭和と違って、平成を経て令和ではネットがあれば大抵の仕事ができるようになりました。

もちろん、マテリアルを扱う工場などは急激に変わってはいないと思いますが、工場は東京に集中している訳では無いですしね。

今、日本ではハンコ文化も消滅しようとしていますし、FaceToFaceで仕事をしなくても良い時代になっていると思います。

僕は人と話すのが好きなので少々寂しいですけれども、これも新しい生き方なんだな、って思いますし、行きつけの飲み屋や飯屋は僕が今そこに住んでいると言うだけなので、地方で生活してても行きつけの店とかはやっぱり作ると思います。

だからこそ、今まさに

「まだ東京で消耗しているの?」

と、本当の意味で問うことができる時代が来たのかもしれませんね。

では。

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