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ソフトインストール行脚

会社に入って3年目くらいの頃(1995年頃?)。ある会社のシステムを作り、晴れて出来上がったそのシステムをその会社の取引先の数カ所にインストールする作業ってのが僕に降ってきました。若造だったのでまぁ面倒な仕事は僕の所に来ていたんですよね。

今みたいにインターネットが無かったので(厳密にはありましたが、全然一般的ではなかったです)会社と取引先の間には専用線を引く必要がありました。電話回線もNTTしかなかった時代です。

福島の工場のシステムだったのでその近辺(とはいえ結構な距離でした。水郡線に乗ったのはこの時だけです)に行ってインストールするお仕事。まだ、みんなパソコンのリテラシーが低かったので、インストールとかもSEが現地にいって作業する必要がありました。

Cap uninst 03

初めて行く場所で1人仕事でしたね。まぁ、スマホどころか携帯もほとんどない時代だったので、まずは取引先の場所を探すのも一苦労です。
無事見つけて、作業内容を伝えて作業開始。ソフトのインストールだけなら簡単だったんですけど専用線の疎通確認(ちゃんと通信できてるよって確認)とかが結構大変だった思い出があります。

で、一応通信が出来ることを確認して、その取引先を出て会社に戻るor直帰なんですけど、翌日会社に行ったら、取引先の1つから電話がかかってきて「システムが繋がらない!」って言うクレームが入りました。僕が疎通確認した取引先です。

「おかしいな、ちゃんと確認したのになぁ」と思いながらもう一度、その取引先へ(何度も書きますが遠いんですよ)向かいます。
んで、その動かないってコンピュータのファイルとかを調べていると大事なファイルが入っているフォルダがごっそり消されてました。
フォルダ名がまんま会社名だったんですけど、そこのおばちゃんに「フォルダがあったはずなんですが…」と聞くと、「私、◯◯(会社名)嫌いだから消しちゃったよ」との事。

うーん、嫌いだから消した。凄いなぁ。って思いました。SEとしては地獄のような事態です。(さらに言うと「Program Files」の下のフォルダでした)
まぁ、それが原因でシステムが動かなくなるなんておばちゃんは1mmも思わないんだろうな、って。

なんとかそのおばちゃんを説得してソフトを再インストールしたらなんなく動きました。全く迷惑な(理不尽な)話です。とは言え自社のソフトをインストールする際に、会社名のフォルダを作ってそこに入れていたってのも平和な時代でしたね。

もう、凄い昔の話。20世紀の話ですが、コンピュータやスマホ全盛の昨今でも、こう言う人はいるはず。
auのお店とか行ってもいっつも「動かない!おかしい!」って言っている人のサポートをしている人を見ているような気がします。

色々とサポートセンターの人は大変だなぁと思った次第です。(怒らせるわけにはいかないし)

いやぁ、それにしても懐かしい思い出だなぁ。なんで思い出したんだろう?このエピソード。

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