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アドラー心理学・1「原因と目的」

アドラー心理学と言う心理学があります。
実は、ユングやフロイトと並んで有名らしいです。最近、日本でも流行り出してきました。2014年から話題になりはじめ、2015年頃からは爆発的にヒットしました。

僕が思うにアドラー心理学って日本人のネガティブな感情に向いていると思うんです。

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なので、ネガティブな思考を持つ人にはアドラー心理学を薦めます。
逆に言うとポジティブな人にはアドラー心理学は必要ないです。と言うか無意識でアドラー心理学を実践しているからです。それほど人間の考えかたのベーシックな部分です。

アドラー自身「私の名前が残らなくなるとしてもそれでいい。それは私の考えがそれだけ普遍的な考え方になったということだからだ」と言っています。

アドラー心理学には色々とテーマがありますが、まずは第一段。「原因と目的」です。

アドラーは「『原因』が大切なのではなく、『目的』が大切だ」と言う考え方を持っています。
「なぜ、出来ないんだろう?」とか「どうして、貧乏なんだろう?」と原因を追究するのではなく、
「目的」として、「どうやれば出来るんだ?」「どうやったら金持ちになれるか?」とポジティブに考える事です。

すごく分かり易い例が、「マンガで分かる心理学−アドラー心理学編−」に乗っていました。

例えば、体調が悪く病院に行きました。
医者に見てもらったところ「菌が腸に入ってるね。だからお腹が下ってるんだ」と診察されたとしましょう。これが「原因」。

原因を突き止めても、問題は解決しません。お腹は下りっぱなしです。
病院へ行く目的は、「症状を知る」事ではなく「症状を治す」事です。

勿論、診断の結果、目的(症状を治す為)として薬を処方してくれます。

これが、「原因」と「目的」です。

「原因」と言うのは先天的なものや家庭的なものもあり、変える事は出来ない事が多いです。「両親さえ離婚しなければ、僕はもっと幸せだったんだ」なんて1年ずっと考えても、あくまで今の自分の不幸の「原因の一つ」でしかありません。そして、それは過去の事なので何年考えても解決しません。自分で自分を不幸にするだけです。

過去は変えられません。でも、未来は変えられます。目的意識を持って、自分がどうやって生きたいのか、どうすればいいのかと言う目的を持つのが良いよ、と言うのがアドラーさんの考えかたです。

日本人のけっこう多くの人に当てはまるのではないでしょうか?
さぁ、過去は変えられないけれど、未来は自分次第。さぁ、考え方を変えていきましょう。

・アドラー心理学シリーズはまだ続きます。

アドラー心理学・2「劣等感」
アドラー心理学・3 「対人関係論」

 

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