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セルフブランディングについて僕が思うこと

はじめに

“何を言うかよりも誰が言うかが重要だ”

上記の言葉は好きでは無いが真理だ。例えば、超有名作家の超極上のエッセイがあったとして、その作家のページや雑誌にそのエッセイを載せれば人気が出るだろう。しかし一字一句変えずに僕のような弱小ブログにコピペして貼って公開したところでほとんどの人の目に触れずにエッセイは広大なWebの世界に埋れてしまうだろう。

言った内容や書いた内容について賛否両論が起こる分には構わないが、言った内容が誰の耳や目に届かずに消えてしまっては意味を為さないからだ。

さて、二世タレントとかで無い限り、誰とて最初から有名人な訳では無い。日の目を見るには影ならぬ努力が必要である。その上で有名になれるのは一握りの人である。努力の量と比例するわけでは無いのが悲しい。時には運も味方する。お笑い賞レースとかを見ていればわかるだろう。

例えば2020年のM-1の優勝はマヂカルラブリーが勝ち取った。マヂカルラブリーの漫才が「漫才か否か?」と言う平和な議論を起こしたのも、5081組の同じ優勝を目指すお笑い芸人の中の頂点に立ったからだ。もし予選落ちしていたらこんな議論にはならなかったであろう。断言する。

ネットでの有名人は?

ネットの世界でも有名人はいる。有料noteを書けば飛ぶように売れたり、自身のブログが書籍化されたり…ライターとして有名サイトから執筆依頼が来るなんて物書きとしては夢である。
実に羨ましいし、僕もそう言う存在になるべくこのブログで発信を続けている訳だ。

そこでみんなぶち当たるのが「いかにして有名になるか?」である。
もちろん答えなんて無い。

そんな夢をなんとか簡単に叶えられないものか?

コンサル、セミナー、etc…
人は色々な方法を模索する。「なるべく早く、効率的に有名人になりたい」からだ。

世の中には有益なものもあるだろう。全てがダメだとは断言できない。

ただ、僕が最も嫌悪するのが「僕のように稼ぎたかったら」と言って商材を売る”情報商材屋”だ。「僕のように」とまでダイレクトには言ってない人も多いが、大抵は「会社の歯車にならないように」とか「個を発信して資産にしよう」とか言う甘い言葉で誘ってくる。

個人ブログである程度の所得が得られて、”プロブロガー”が職業として成立した最盛期が2012年頃であり、この頃に地道に収益化にならないけれど頑張ってきた人達が今のトップYoutuberであるように記憶する。
今、「これからはYouTubeだ!」とみんなYouTuberを目指すかの如く、2012年くらいはブログは“トレンド”だった。

今はブログだけでは食べていけない?

もちろん、今でもブログで収益を得ている人はいる。ブログアワードをちょっと見てみたがまだ継続しているのがその証左。

しかし、当時の”プロブロガー”は今でもブログ”だけ”で食べているのだろうか?…おそらく答えは”No”だ。彼らは今はブログの更新をしているのか自体不明である。

当時の”プロブロガー”は、当時得た知名度を巧みに”セルフブランディング”を維持する事でセミナーや有料サロンや個別コンサルを行い収益を得ている。

そこでもっとも大事になるのが、「僕は今でも情報発信をメインに自由に生きてます!」と言う”セルフブランディング”である。

とにかく、お金を払ってくれる情弱に「凄いから凄い!」という得体の知れない感覚を維持しないといけないからだ。

今回はそんな『セルフブランディング』の手法について説明してみようと思う。

セルフブランディングについて

簡単に書くとセルフブランディングは個人を(個人の力で)“ブランド化”する事。

ポイントは“個人の力で”と言う部分。

自分で頑張ってお金使って「ほら!僕はこんなに凄いんです!」とみんなに知って貰いSNSのフォロワーなどを増やしてセミナー(2021年ならオンラインサロンだろう)に誘導するって手法。

Self branding

セルフブランディングには「自分は凄い」と見せるためにお金を使う。古典的なものから最近のものまでセルフブランディングの手法を紹介していく。

レンタル手法

外車やスポーツカーをレンタルしたりして「僕の車です!」とかやるのは昔からある手法。
今は貴金属(時計など)もレンタルできるのでセルフブランディングしやすい時代になった。(ちなみにレンタカーは『わ』ナンバーなのですぐにわかる。モザイクかけても「流石にナンバーはモザイクかけるかぁ」で済んでしまう)

ちなみに前澤某のお金配りイベント後、札束をTwitterに載せて「お金配ります」って言う詐欺が増えた。ちなみに札束も“レンタル可能”だ。見せ金とも取れる。

移動や旅行

これはインスタやTwitter、Facebookなど写真をアップできるSNSでは効果的な手法。

新幹線の移動はグリーン車(と言うか高い車両があればそれ)、日本全国を飛び回り「僕は組織に属さないので束縛がない。なのでいつどこに移動しても誰にも文句は言われない!」とアピールするもの。
海外旅行になるとブランディング能力もアップする。

ただ、2021年1月現在は新型コロナウイルスの影響もあり“自由に移動”はマイナスイメージになる可能性があるので注意。

豪華な食事

移動とセットなのが食事である。
金を使えば高級料理も食べられる。あとは美味しそうに写真を撮る技術があればSNSにアップしまくる。それだけ。

地産地消でも良いし、銀座、麻布の寿司屋での寿司ばっかでも良い。一般庶民からして「一年に一回位しか食べられない贅沢な食事」を毎日のように載せれば良い。

大事なのは「僕もこんな豪華な食事を毎日したい!」と思わせる事だ。なので、ファストフードは絶対にNGである。

中には「一見さんお断り」と言う店もある。大抵、そう言う店は紹介制であるのでお金があっても入れない。しかしそう言う店は「店名非公開、撮影禁止」なので、文字だけでOKである。皮肉にもセルフブランディングに味方している。

フォロワーを買う

さて、少し興味を持たれた段階で調べられるのはSNSのフォロワー数である。

「うわ!この人Twitterのフォロワー数20万人だ!凄い!」などと思わせる事が重要になる。
誰だってフォロワー数が20万人いれば「呟きが20万人に見られる!」と気づくからだ。
単純に「ブログ更新しました!」を呟けば20万人にリーチ出来る。単純計算でその段階で20万PVだ。まぁ、そんな簡単じゃないのだが。

ちなみにだが、フォロワーも“買える”。TwitterもInstagramもYouTubeもフォロワーは買える。全く誰にもリーチしないアカウントにフォローされる。どこの国の人かもわからない人からのフォロー。もちろん呟いても読まれることは無い。

ちなみにYouTubeはフォロワー数10万人超えで『銀の盾』が送られるらしいがフォロワーを買っている場合『銀の盾』は来ないらしい。イケダハヤトが「銀の盾きました!」とYouTubeに上げたのはフォロワー数が23万人になった頃。ちなみにイケハヤの『銀の盾』には偽物疑惑があるがここでは踏み込まない事にする。

やり過ぎた例

2020年末にとんでもないセルフブランディングをバラされた人が話題になった。酷すぎて調べる気にもならないけれど写真を加工して「僕の会社」とか、海外の一泊7万円くらいのコンドミニアムから動画を配信しながら「海外の別荘からお届け」なんてのもあった様だ。ここまでいくと「セルフブランディング」ではなく「虚偽の報告=詐欺」である。

一昔前なら”海外の拠点”とか”海外事業”とか確認が難しいものがあったけれど今では世界中に日本人のYouTuberがいるのでそれも難しくなった模様。

まとめ

セルフブランディングの到達点は「この人は凄い!なんで凄いのか分からないけれど凄いから凄い!」と思わせる事。

『凄いから凄い』

これがポイント。何が凄いのかあんまり分かってないけれど豪華な食事ばっかりしてるとかフォロワーが多いから凄い!と言う状態にする事。

そして、僕みたい(凄い自分)になるには
・僕のオンラインサロンに入りましょう
・個別コンサル(有償)を受けてみませんか?

と呼び込みを行い、そのサロン代・コンサル代でまたセルフブランディングを繰り返すと言う事。

おわりに

そもそも、セルフブランディングでゴールできるのは一握りの人物。

かの、“年間2億稼ぐトレーダー”ウルフ村田も裁判に持ち込まれた時、口座には1万6千円しか無かったとの事。隠し口座に移していたのかもしれないがセルフブランディングに借金しまくっていたのは事実の模様。(なので裁判に持ち込まれた)

西野某や中田某はタレントパワーが拍車をかけて最初からブーストかかってたイメージがある。成功が約束されたパターン。最初から財力も『信者』もいるのでセルフブランディングする必要がない。後は「何を言うか」に注意だけしておけば良い。
もうゴールした稀有なパターン。

ほとんどの人は「小さくまとまってるか」「失敗しているか」「自転車操業中」かどれかだろう。リスクを取ってそこまでしてセルフブランディングする必要あるだろうか?

オンラインサロンは現代の宗教では無いか?
と、僕は思っている。
それについては、また別のエントリーで書こうと思っている。

兎にも角にも、「誰が言うか」になりたい気持ちは自己顕示欲が強い人なら誰でも持っている物である。僕だってそうだ。
だからと言って、お金を大量に使って(時にはフォロワーを買って)まで「誰が言うか」になりたいとは思えないし、お金を使っても「何者にもなれない人」が大多数である。

イケハヤ某とか、はぁちゅう某とか、立花某のサロンからスター(彼・彼女らと同じくらい影響力がある人)が1人も出ていないのがそれを証明しているような気がする。

自分に出来ることは、まずは今の立ち位置をしっかり見極める事じゃなかろうか?

お金を使わずにも行動はできる。僕の場合はこのブログがそれにあたる。
まずは土台となるその一歩を踏み出せば良いのではないか?って思うのである。

ネットの世界でも、まずはコツコツと地道に進んでいくのが良いと思う。有名になるためのショートカットはなかなか存在しないのである。

おわり。

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