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RTAって凄いね。

ーバグったらカセットにふーって息吹き掛ければ治るから!ー

ファミコンこと”任天堂ファミリーコンピューター”で遊んだ事がある人なら耳にタコができるほど聞いた言葉でしょう。

さて突然ですが、”RTA”という遊び(競技?)があります。RTAとは『リアルタイムアタック(Real Time Attack)』の略で簡単にいうと、「特定のゲームをいかに早くクリアできるか?」って奴です。まぁRTAにも制限(レギュレーション)が入ったりして、「この条件の中でいかに早くクリア(もしくは目的達成)できるか?」って言う奴を指す模様。

簡単に言うと、「スーパーマリオをクリアするのに、何分でクリアできるか?」って奴です。スーパーマリオにはステージワープとかありますので、それを一番効率よく使って最短でクリアするって思ってもらえると良いと思います。

ただ、普通にゲームをしていたらすごく時間がかかりますよね。RPGとかなら特に。そう言う時にはプログラムのバグ(不具合)を利用して早くクリアしたりします。

バグを利用して早くクリアするのはわかるんですよ。ってかそれだけでも凄い話です。どーやって見つけたの?って話ですからね。そんなのネットに載ってませんから。

でも、それを突き詰めたらどうなるか?って話です。
今回は、「ドラクエ3をクリアする」って言うRTA。ドラクエ3はRPGなのでかなり頑張っても数時間はかかるでしょう。
でも、現時点でのそのRTAクリアタイムの記録は驚きの『3分台』。へ?なんでってー話です。

実は本件、伊集院光さんの深夜ラジオ(TBSラジオ『月曜JUNK 深夜の馬鹿力』)で紹介されて知りました。その中でYoutubeの4STと言うチャンネルが一番丁寧に説明していると前置きした上で、「すごい動画クオリティ。本当のテレビよりもレベルが高い」と大絶賛。僕も実は少し前からこのチャンネルを知っていて、「なんてクオリティーだ」と思っていたものです。

詳しい話は動画を見てもらえるとわかると思います。
まぁ、このエントリでは動画のクオリティーではなくて、いかにして3分台を出したか?って話を書いていきます。

電源オンオフを利用したバグは再現が難しいけれどファミコンの温度を色々調整してやってたら「43℃が一番再現しやすい」って事でなんとポットプレートの上にファミコンを載せて温度調整をして記録を出した…なんて誰がわかるってーんですか?

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また、動画を見ていると、ドラクエ3とは全く関係ない3つのソフトが出てくるの?ってー話が出てきます。
フラグを立てるのは100歩譲ってわかるとして、そのフラグってどのソフトのどの順番で立てられるのかさ?ってどーやってわかるの?ってー話なんですよね。もちろん褒め言葉です。

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驚きの手順!(動画より抜粋)

 

本当に「どうして?」と言う言葉しか出てきません。

…そもそもRTAって言うのは大好きなゲームを遊び尽くしてその結果、「よっしゃ最速クリアしよ!」って発想から生まれたものであり、じっくりとゲームを遊びつくした先にある道楽なのです。

大の大人の娯楽としては……良い、実に良いのです。
家庭にいる周りの人は「またあの人バカなことを」なんて思われるかもしれませんが、ある程度の財力と知識をもった大人は強い。あとは時間があれば…って感じです。

最近のゲームだとどうかわかりませんね。昔はカセットでしたし、電源を入れたままカセットを抜き差しっていうのは出来ないですからね。

いい意味で、「キチってる」って言う感じです。(最近は単語にも注意が必要ですね)

と、このエントリーを書いていたら、僕が小学生の時に、ファミコンの「ベースボール」ってゲームで、ある端子をクリップでいじりながらボールを投げるとエグいほどのカーブがかかるってのを思い出しました。当時小学生。知的好奇心って大切ですね。

今回はRTAが起点になってすごい探究心を発揮していると思いますけれど、この探究心、大事ですよね。なんかそんな事を思った次第です。

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