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アルピー流メッセージコント 〜 バレーボールを取る業者 〜

昔、『THE RED THEATER』と言う番組がフジテレビで放送されていました。内村さん企画の、若手にお題を与えて4分間(くらい)のコントを披露する。今調べたら2009年〜2010年で放送されていたみたいです。

ちなみにレギュラーではありませんけれどアルピーさんもこの番組に出ていました。

今はもう正式に見ることができないんですけれど狂おしいほど好きなアルピーさんの短編コントで

  • ブティック魚屋
  • ボーリング点数買取店
  • バレーボール除去業者

ってのがあるんですけれど、最後の”バレーボール除去業者”はこの『THE RED THEATER』の番組でお題が”体育館”の時に披露されたコントです(”バレーボールを取る業者”というタイトルでした)。

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若い頃のアルピー

ネタの構成を簡単に書くと、

「体育館の天井に挟まったバレーボールを除去する業者(平子さん)さんがある学校から依頼を受けて仕事をしている。ただし業者を呼んだのは学校の教師ではなくて実は刑事(酒井さん)。あまりにも狭い範囲でバレーボール除去の依頼が集中しているので”自作自演なのでは?”と疑った刑事は先生に扮して業者を呼んだ。業者さんはすぐに観念して罪を認めるが、刑事は逮捕をせず『別の人が天井にボールを挟めば自作自演ではなく仕事として成立する』と言って頑張ってバレーボールを天井に打ち上げる。やっと天井に挟まったところでドワナ(後述)がかかって、感動のフィナーレ」

と言うものです。

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オチとしては弱いですが、アルピー特有の「そんな仕事あるわけねーだろ」と言う設定とコント師としての演技力の高さが光る逸品となっておりまして、内村さんも自身の番組である『内村さまぁ〜ず』の中で絶賛しております(シーズン5エピソード12 – #338の”27分40秒〜”です。ちなみにこの回は三四郎とアルコアンドピースがゲストでファンとしては堪らない回です。アマプラで見れます)

このネタ自体は普通に弱めの”シュール”で終わってしまうんですけれども、ポイントはその設定を成立させるための台詞にあります。
なぜその業者が自作自演をしたか?については、『(昭和の)東京オリンピックの時はバレーボールブームで体育館の天井にバレーボールが挟まっているのが当たり前だった』と前置きをした上で『今、日本全体が元気を失って、子供達の弱体化が進んでて、ボールが天井に挟まらなくなってる』と仕事が無くなってしまい生活苦から自作自演をした旨を告白しております。

ここのポイントが『今、日本全体が元気を失って、子供達の弱体化が進んでる』と言う点ですね。”子どもたちの弱体化”の原因を”日本全体が元気を失っている”と言うバックボーン上に成り立たせているのですけれど、コロナ禍の今この台詞を聞くとウルッときてしまうんですよね。

それに対して、なぜ逮捕をせずに刑事(酒井さん)が自分でバレーボールを天井に打ち上げて業者に仕事を作ろうとしたのかを『今に日本は活気を取り戻す!そしたらまた子供達もどんどん元気になって、ボールが天井に挟まるようになる!そうしたらおやっさん(業者)がいなかったら誰がバレーボールを除去するんだ!』と言う風に回答するわけです。

先ほどの業者(平子さん)のアンサーとして、『今に日本は活気を取り戻す!そしたらまた子供達もどんどん元気になる!』と言っているんです。これも“今に日本は活気を取り戻すから”子供たちが元気になる”と言っているんですよね。

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なんていうか、この番組が放送された当時だと「大袈裟に言うなぁ」で済んでしまった感じで「アルピーは大袈裟ってかすぐに平子るよね」みたいな感じですぐに流れてしまっていたのでしょう。

でも、コロナウイルス(COVID-19)と言う未曾有の疫病によりコロナ禍という前代未聞の生活スタイルの時代が何年も続いた事を鑑みた上でこのコントを見ると、「未来の子供達に夢を託す為に僕たち大人は頑張らないといけないな!」と言う気分になってちょっとウルッときてしまうんですよね。僕に子供はいませんけれどそれは日本人として。

2023年3月13日より、コロナ禍の収束とも言えるようにマスク着用が原則解除されます。まだどうなるかは全然予想できないのですけれど、これからまた日本は活気を取り戻す時代に入るのかもしれないんですよね。

まぁZ世代とか言われている人たちの迷惑行為とかが目立つ昨今ですが、きっとこのコロナ禍を経験して新しい世界を生み出す若者だって沢山いるはずですからね。きっとそちらの若者の方が圧倒的に多いはずです。大人だってそうですよね。もう政治はめちゃくちゃだし金持ちだけがお金を得られやすい構造は目にみえるようになっています。でもそれらを正してちゃんとした仕組みを作らなくては!と。

アルピーのコントってこういういい感じのメッセージ性にも捉えられてしまうような台詞が随所に入っているのが醍醐味だと思います。
ちなみに刑事(酒井さん)が打ったバレーボールがやっと天井に挟まるところで映画アルマゲドンの主題歌『I Don’t Want to Miss a Thing』(通称:ドワナ)がかかるのがアルピーコントのベタなお約束って所でエントリを〆させていただきます。

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