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WWWCの思い出

SNSもまだ無くてブログ更新の報告手段が難しかった時代のお話です。…と言うかブログ(=WebLog)という言葉一般的になる前の日本の一部のWeb日記書きの時代です。
RSSがない頃、いや正式には仕様はあったと思いますが、日記書きが意識してソースを書かないといけなかった時代ですね。今となってはRSS自体もう死語かもしれませんが。

そう言う時代にブックマークしたページが更新されているかを知る手段をWWWCが一気にやってくれました。
あ、WWWCとはWindowsのアプリで、ページの更新日時を見に行ってそのページが更新されたかどうかを確認するツールと言うシンプルなアプリです。

Sample

WWWCによってWebのページをいちいち開く必要が無くて楽でした。「お!この日記(ページ)更新されてる!」とか分かって楽しかったですね。
今も現役で良いと思うですけれどね。なかなかこう言うシンプルなソフトって見ないですね。RPAで作るのは簡単ですがそういうのはちょっと美学に反するんですよね。RPAが活躍するWebスクレイピングの基本機能なのでやるべき事はシンプルなのですが。

今はあんまりWeb日記というか「読みたい」と思う文章を書く人って少なくなってしまいましたし、noteなどのプラットフォームも一般化してしまいましたからね。
あとマネタイズがしやすい仕掛けが驚くほど発展しましたからね。Web日記は基本お金にはならなかったですからね。本当に自己満足の世界。

仕事が終わって帰宅してパソコンを立ち上げてビール飲みながらインターネットに接続して(信じられないかもしれませんが、昔はインターネットは常時接続では無かったので”インターネットに接続する”と”インターネットを切断する”と言う行為が必要だったのです)、WWWCを起動して日記書きの更新を知るってのが楽しみでしたね。

とにかく便利なアプリだったなぁ。とつくづく思うのですが、いつ頃から不要な世界になったのでしょうかね?もちろんWWWCはWeb日記用に作られたアプリではないのでインターネットの様々なページの巡回として有用だと思うんですが、まぁ特定にページを毎日見にいくと言う時代ではないのかも知れませんね。

とにかくSNSが強くなり過ぎてしまったって感じです。そのSNS内でフォローしておけばページの更新とか関係ないですからね。

僕のブログの使い方としては「xxxを使いこなすためつ7つのポイント!」みたいなエントリはほとんど書いておらず本当に日常生きていながらちょっと心の中に思った疑問点を調べて書いてみたり、エッセイを書くのがメインです。Googleの広告は表示されますが、アフィリエイト目的のブログでは無いです。

……今だったら、それこそ『日記猿人』を初めとした登録系Web日記サイトを作る技術も身についたと自負してますが、そもそもWeb日記書きってもう現存していないんじゃ無いかな?なんて思いました。
日記として1日を纏めて文章にすると言うよりは写真に撮ってInstagramにアップとか、思った事はすぐにTwitterで呟いたりとかできてしまうのでかなり減ったのでは無いかな?なんて思っております。

そう言う意味ではWWWCってのはもういらないのかも知れない…と言うかSNSやキュレーションサイトとかの台頭によって個人ページの更新を見に行く必要がない時代になっているんだな、なんて思いました。

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