週末に散歩をしていた時のお話。
散歩恒例になっているラジオ聴取としておぎやはぎとマヂカルラブリーのラジオをタイムフリーで聴いていました。
その週のニュース記事にこういうものがありました。
「エイプリルフールに嘘をつく人が減った」というようなタイトルです。
僕が聴いたのは4/2の深夜のラジオだったので、ちょうど4/1のこの記事にスポットが当たっていましてね。
両者とも、この話題に触れていまして結論は「もうやめた方が良いよね」という物でしたが、そこに至るニュアンスはちょっと違いました。
おぎやはぎさんは「嘘が嫌いな真面目な人がそんなに多いの?」から切り出した感じで、
マヂカルラブリーさんは出だしから「まだやっているの?もうそのノリやめようよ」という感じでした。
両者は1周り以上年齢が離れているので世代によって思うことは違うんだと思います。でも結果は一緒なのが流石芸人のバランス感覚なんだな〜と。
また、その話題の中で「SNSがあるのが悪いのではないか?」という点が挙げられていました。確かに。
SNSで嘘をつくと炎上リスクがあります。では、なぜSNSで嘘を付く人がいるのか?と言う事ですが、シンプルに承認欲求だと思います。「バズりたい!」「目立ちたい!」という単純な目的なのではないでしょうか。
ただその内容によっては当たり前ですが苛立つ人もいる訳で。
勿論、SNS上だけではなくそもそもNGな事っていうのはありまして、新入社員が自分が入った会社の知名度パワーを使って自分の承認欲求を満たすために守秘義務や機密情報をSNSにアップしてモロに懲役になっています。これもSNSがそういう情報を上げやすい特性を持っているのですが、今の時代は入社にあたってその観点のコンプライアンス教育は受けていると思うのですが難しいものですね。採用した人事部は頭を悩ませているのかも知れません。セキュリティーをどれだけ強固なものにしても人が介在している限りリスクは消えませんから。
また皮肉な事に批判がバズる時代にもなっています。所謂『声の大きい人』みたいな感じです。おぎやはぎさんが先ほど書いた「嘘が嫌いな真面目な人」というのは、勿論わかった上での皮肉だと思うのですが、SNSは性質上、知らない人にも「けしからん!」と反論しやすくなっているので、四六時中、知らない人や有名人の発言を切り取って批判して「論破、論破」言っている人が出てきてて、それがまたバズって承認欲求に繋がるけれど、その人にも過去の発言から矛盾を指摘されたりして追い込まれる……変な負の連鎖です。
そもそも、昨今のSNSは『毎日がエイプリルフール状態』なのだと思います。
“嘘松”なんて言葉もできましたし。

企業も悪ノリが恒例になっていて、例えばマクドナルドとか日清はエイプリルフールみたいな商品を年中つくっている気がします。
もうバズらせたくて仕方がない感じがします。昔のネットミームはもういいよ……。
エイプリルフールだけの企画にして「これはエイプリルフール?それとも本当に製品として出すの?」みたいな期待感なら良かったんですが、1年サイクルで物事を考えていると世の中のトレンドは5周くらいしちゃいますからね。本当に熱しやすく冷めやすいお国柄です。
結局、『エイプリルフールに嘘をつく人が減った』のではなくて『毎日、嘘にまみれているから、わざわざ4月1日に炎上リスクがある嘘を考えている場合ではない』というのが正しい観点なのだろうなと。ただでさえ注目を浴びやすい日ですから、何かにつけて「不謹慎だ!」という人の恰好の餌場になってしまします。
あと、プロレスが解らない人が多くなったのも関係しているのかもしれません。プロレスラーのプロレスの試合という意味ではなくて、「お互いにわかった上で盛り上がらせる為に対立関係になる」みたいな”茶番”を理解できない第三者が本気で怒っていると。そこに巨悪の根源は存在しません。あるとすれば盛り上がるようにしかけた人か、盛り上がって喜ぶ人……つまり我々視聴者です。かっこよく言えば我々も共犯者。でも第三者はその関係がわからないからどこかの断面を切り取って勝手に憤る。”切り取り”の弊害。
ファン(視聴者)が盛り上がるように演者にプロレスを依頼。演者はわかっていて演じているけれどそれを知らない第三者(これまた別の視聴者)がけしからん!と怒る。めんどくせー。
まぁそういうのをいちいち考えだしたらキリが無いし、それらのリスク対応を考えるとやっぱりエイプリルフールは今の時代では無い方が良いという結果になるのでしょうね。
あんまり考えすぎないように生きていこうとおもいます。

