パチンコやパチスロを打たなくなって久しい。
まぁ時間つぶし位に少し打つ事はあるが本腰入れて「朝からいくか!」みたいな事はない。
そんな自分だが、パチスロの動画を見るのは好きだ。今の台はこんなに負けるのか……4号機時代より酷いでは無いか?と見るだけで打つ気が無くなるのは良い。ある意味啓蒙番組である。
その動画の中でも、お笑い芸人の鈴木もぐら、岡野陽一の2人でやっている『くずパチ』は本当に面白い。芸人が片手間(営業仕事みたいな感じ)で知識なしに打つのではなく圧倒的に台の勉強をした(プライベートで打った)上で勝負する。Youtubeとはいえ番組の企画なので予算(軍資金)は番組側から出る。……が、昨今のパチはとにかくハイリスクハイリターン。まずはハイリスクなのだ。演者はすぐに番組から出た金額を使い果たす。下手に打っているのでは無くてそう言うスピードでお金が無くなって行くのだ。
YouTubeとは言え動画コンテンツなのだから一定の“取れ高“は必要とされる。しかし最初の軍資金はとっくにない。取れ高はまだ全然……。
この番組の恒例なのだがそうなると(通称)“優おじ“などのスタッフにおねだりをする。お金を貸してくれるなら土下座だって厭わない。それが鈴木もぐらであり、岡野陽一なのだ。
そうやって借りたお金も無くなれば“自腹“だ。パチンコパチスロは娯楽だから楽しめる分には問題ないけどお金の投資が止まらないと生活に影響が出てくる場合がある。そんな生活ギリギリの瀬戸際、当たるか当たらないか?……彼らが動画内で言う『脳汁』とはここのタイミングで大放出されるのだろう。
YouTubeに限らずこの2人のくず芸人がギャンブルについて話す時にほぼ必ず出てくる単語、それが『脳汁』。

脳汁準備中
ギャンブルでしか出ない汁なのかと思っていた。
そういう意味でいくと僕は随分脳汁なんて出してない。職業はギャンブラーではなくサラリーマンなのだ。
このお金(例えば20万円)に手を出すと今月、家賃水道光熱費諸々払えなくなるぞ!というお金に手を出して行うギャンブル。勝てば生活は保証されるし勝った分は豊かな生活に回せる。負ければ督促は来るし電気とか止められるかもしれない。金策ばっかりに頭が働き、貧すれば鈍する状態へ。
そんなお金で打つギャンブルが脳汁のトリガーなんだろうな。
ギャンブル好きの作家である菊池寛というひとのギャンブル観は脳汁の発動要件を端的に説明している。
「ギャンブルは、絶対使っちゃいけない金に手をつけてからが本当の勝負だ」
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今月、財布に何に使っても良いお金が3万円あるからそれで久々にパチでも!なんてライトなギャンブルでは脳汁は出ないだろう。上手くいけば倍になってラッキーかもしれないけれど、下手すると1時間後に「うわー、3万円あれば買えたものあったなー」と言うのが殆どだ。
普通にサラリーマンやってたら『脳汁』って仕事中にノリノリになって「うわー仕事がどんどん片づくー眠気もこねー」みたいな時があるかもしれないけど、それってノーリスクの脳内麻薬(ドーパミン)みたいなものだから少し違うのかな?と。
そんなことを思いながらこのエントリーをどうやって纏めようか?と思っていたさなか、ちょうど空気階段(鈴木もぐら)のラジオを聴いてたら「俺、ラジオつけっぱなしで寝ちゃう事多いんだけど、この前さ、明け方……朝の4時頃かな?ラジオから『いとしのエリー』が流れてきてそれで目覚めちゃってさ。それがすげー良くて“汁“出たよ」と言っていたので日常生活でも汁は出るみたいだ。
音楽をきっかけに当時の空気感が一気に戻ってくる現象も”汁”なのかも知れない。
昔の記憶や思い出、空気感が真空パックになっていてそれらが当時よく聴いていた曲をきっかけに一気に開封されて数年越しに頭に一気に降ってくる時、意図してない点をふくめて、それも“脳汁“なのか……と。
最近では“ドパガキ“という単語を聞く機会が増えた。スマートフォンでショート動画を連続で見たりソシャゲのガチャでレアキャラを引いたり、簡単に得られるドーパミンに溺れている子供の事を指すらしい。
そんな純度の低いインスタントなドーパミンに頼ってると本当に大切な時にドーパミン出なくなるぞ!……と書こうと思ったけど、まぁ脳汁出すのにリスクは少ないほうが良いよなぁ。
ただ、若い頃からスマホばっか使ってると外斜視になるリスクがあるのでそちらのリスク管理は自己責任でひとつ。

