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たった一つの冴えた生き方(I’ll be strong)

人生で大事な事って、守るべき物や(精神的に)依存(依存と言うとあまりよい連想しないかもしれませんが。)する物と言っても良いと思います。
と、言うか最近思いました。

僕は、高校を出てから、ずっと同じ会社に勤めています。高卒なので大学の所謂「モラトリアム」も経験してません。
入社して「会社が良くなって欲しい!」と言う思いと「もっと給料が欲しい!(本音)」と言う思いがありました。

とにかく「会社に必要とされたい!」と言う気持ちが強かったんですね。それが溜まってしまい色々な仕事を引き受けてしまう(「僕じゃないと出来ない」と思って)結果、上手く結果が出ずに心が折れてしまいました。

以前、どうしてもしんどい時にパソコンのメモ帳で「なんでこんなにシンドイんだろう?」って言うのを時間が空いた時に、入社してから今までを遡って、誰に見せることなく書いてみたんです。
今はもう、そのテキストファイルは再読しないで捨ててしまったんですが、今考えると対象が全部”会社”だったんですよね。
お客様と合わないとか彼女に酷い仕打ちを受けたとか親族に不幸があったとかではなく、「なんであの時昇進出来なかったんだ?」とか「なんでいつまでも新人みたいな雑用までやらないといけないのか?」とか。

で、わかったんです。これらは全部「会社に対する不満だ。」と。
まぁ、ほとんどの人が会社に不満を持っていると思いますけど、僕は上手い息抜きが出来ず、全てが「会社ありき」だったんです。

会社に依存し過ぎたんだと思います。人生は会社の為にあって、自分を評価するのは会社なんだ!と言う思いです。

危険な考えですね。

気が付けば友人は会社の同期と、一緒に田舎から出てきた友達だけでした。
会社と言う枠組みから一歩でると、ぼくには何も無かったんです。

上手く人生を楽しんでいる人にはわからないかもしれませんが。

でも、多いと思うんです。独身で若い内にプライベートを押しのけてモーレツに働き結果を出すってのもいいと思います。

本来、依存する対象は本当は会社では無いのです。

自分は誰に頼りにされたいか、誰の為に生きたいか?と考えて見るのが重要だと思うんです。

恋人がいれば、恋人の為。妻や子供がいれば…と、人生の優先順位ってそちらになるハズなのです。
それすら居ないような・・・、僕のような存在でも、”自分の為”に生きればいいと思います。
”自分”なら自分をいくらでも褒めてくれます。

数名のベンチャー企業ならまだしも、ある程度の大きな会社にいれば、どれだけ頑張ったとしても、運(上司だったり、年齢だったり色々な要素も運とみなして)が無ければ埋もれてしまい、会社の一員、”one of them”でしか無くなってしまうのです。日本の大企業は特にそうです。
技術で昇進は出来ません。

自分が依存する対象、自分が誰のために生きるかさえきちんとしていれば、会社は「生きるために(お金を得るため)の手段」となり「人生の目的」からは離れます。

終身雇用も難しくなり。これから日本もどうなるか分かりません。大企業に勤めていてネームバリューだけが自慢の人も子会社に出向・転籍になる可能性だってあるのです。

また、会社の中で「自分は唯一無二」と考えないほうがいいです。変わりは居るのです。特に大企業だと。

例えば、自分が突然病気などで1日、2日休むと、そのせいで業務が遅れたり困る人が出てきますが、例えば心の病などで数ヶ月休むとなると、別の人を割り当てて組織は動くのです。

僕たちは取替えの利く歯車と割り切る事も重要です。(もちろん、そうならないように頑張る事も重要ですが。)

例えば、その結果会社を辞めても、数ヶ月は「○○さん居なくて、困るなぁ。居てくれれば良かったのに。残念だなぁ。」と思ってくれる人もいるかもしれませんが、数年も経てば「あぁ、居たね、そんな人。すっかり忘れてたわ。」となってしまいます。悲しいけれど、それが事実なんだと思います。

なら、もっと自分を必要としてくれる場所に行くのも良いですね。

彼女とかがいれば「良くやったね。」って褒めてくれるかもしれません「そんな事ないよ、よく頑張ったよ!」と慰めてくれるかもしれません、それが生きがいと捉える事も出来るでしょう。「甘えたこと言ってないで会社行きなさい!」って言ってくれるのも愛だったりします。子供の笑顔を見ると癒され、立派に育てよう!と思うのも人生の目的だと思います。

でも会社だと「やって当たり前」。新人でも無い限りいちいち褒めてくれる事なんて皆無です。部下を育てると言っても、一人をじっくり育てて後継者を作る事なんてできません。
一子相伝の職人とかなら別でしょうが、そういう人は稀ですよね。

そのほうが仕事をいい意味で力まずに「割り切って」働けるかもしれません。その方が逆に効率が良くなったりするものです。なんかそんな気がするんですよね。

依存が会社しか無いから、唯一の依存対象に対して失敗とかしたら他に行き場が無く心が折れてしまうのです。

「会社が人生」なんて人は一握りの成功者か、よほどのワーカホリックです。
会社の社長だって結婚してるでしょう。ゴルフしてるでしょう。

「家族を犠牲にして日本の経済のために頑張る」社長と、「家族を犠牲にして100万円の利益を求める。」課長。
金額じゃないって言うかもしれませんが、家族って言うのはもっと大事なのではないでしょうか?
家庭に理解があれば良いかもしれませんが、たかが(あえて書きます)100万円の為に家庭環境を壊してまで働く必要はないと思うんです。
そんなに家庭を顧みず仕事してると、定年後に熟年離婚されてしまうかもしれませんよ。

何が起きても変じゃない時代です。
僕の場合、離婚した両親は共に北海道でひっそりと生きています。そういう現実も襲ってくるんです。

会社がなんとかしてくれる!…のではなく、自分がどうなりたいか?どういう状態が幸せか?を考え、その為に生きる。会社はサイドビジネス程度に考えて生きるのが今の時代の冴えた生き方なんじゃないか。って思う今日この頃です。

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