ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

ローカル局だから出来る「水曜どうでしょう」の魅力

「水曜どうでしょう」面白いですよね。僕は北海道出身ですが、1993年に僕が上京してから始まったので、出会いは遅かったです。誰かに、「北海道にすげー面白い番組がある。」と聞いて、「誰だろう?」って思ってたんです。

そして、あるプロジェクトで金曜日に飲みに行った後、みんなで後輩の家に行きましてね、インターネットテレビで、「水曜どうでしょう」見たんです。一気にはまりました。

まー、ハマり様は大変なもので、今は一息ついている感じです。
そこで、なんで、ここまで「水曜どうでしょう」って面白いんだろう?と言う事を演出の観点から見てみようと思います。

HTB02 080818

1.何週分の撮れ高かが不明。

水曜どうでしょうの魅力は、1企画が何週にわたるかわからないという事です。筋書きが無い旅ですので、早く終わったり、長くなったり。所謂「撮れ高」がわからないんです。
基本的にどうでしょう軍団は面白い。なら、撮れ高じゃなく企画が終わってから、何週位になるか決める、と。

これって編成を考えると大変な事です。ローカル局だから出来る訳。
びっくりするのは最終回の日にちを決めたのに、結局収まらなくてもう一週延長したというテレビ局の私物化です。恐ろしい。

「今回は、多分見ないから、1晩でクリスマスパーティーしましょう。」が1話完結だったり、北海道から鹿児島まで甘い物で対決しながら旅して南下していく企画(とんでもない!)は11週になったりです。

まぁ、一年間にわたり「水曜どうでしょう」と言う番組の帯は取っているので、その中でどうやって切ろうが関係ないと思いたいですが、これってなかなか難しいですよね。

後は、ディレクター、編集である人間が実際に旅している事でしょう。自分が経験した旅をどうやって面白く伝えようかというのが出来るというのは強いです。
物だけを客観的に見て編集するのも大事ですが、合宿ノリで、「ここ面白かったなぁ。」というのをテロップなどを使って編集する事が可能なんですよね。

2.DVDの強み。

DVDは所謂ディレクターズカットです。1話30分の尺すら関係なくなります。後はDVDの枚数を増やすだけ。「ここを切るのは惜しい!」って所も盛りだくさん。思い存分使いたい部分を使いたいだけ。
これは、最初から、再編集しているから出来る強みです。こう言う所も丁寧。副音声まで入ってて、これがまたラジオのように面白い。今後、もし、どうでしょうが続くようなことになったらハイビジョン(もしくは4K)で Blu-ray販売になるのでしょうが、そうなると、もう4人だけの旅は出来ないと思うと悲しくも思います。

編集の観点から、「水曜どうでしょう」の面白さを考えてみました。

よろしければこちらもどうぞ

「水曜どうでしょう」と言う伝統芸能。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です