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老害と功労者

最近、自分が歳を取っていると言うだけで横柄な態度を取る老人が増えているようです。確かに、都会に住んでいると、レジで横柄な態度をとるとか電車の割り込みをする人とかを見たりしますね。

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そういうのを見て、「自分はこうはならないようにしよう。」なんて思ってしまいます。

そういう人の事を若い人(41歳の僕でさえも!)は「老害」なんて呼びますよね。
まぁ、会社の中でもそう言う人は居ると思います。口だけ出す人とか「俺が若い頃は徹夜して…」とかが口癖の人などですよね。

でも、その人達が家庭を顧みずにモーレツ社員として働いた結果、私達が安心して仕事が出来る会社まで育ったのも事実として受け入れるべきです。今は時代が違うと思いますが、高度経済成長があってこその今があるのですから。

そう言う人は「功労者」と呼ぶのが相応しいですよね。

もろ「老害」な人はともかく、僕が会ってきた中で「功労者」と呼びたい人は自分が分かって居ると思うんです。変に精神論を語らず「今の若い感性に合わせた方がよい。俺らの意見なんて参考程度に聞いておけば良いんだよ。」と言う接し方をしてくれます。実に心地よいですし、逆にいろいろと教えられます。

飲みに行っても若者の悩みをきいて優しく答えてくれる。時に自分の事例を持ち出しながら。彼らの方が絶対的に経験豊富ですからね。
で、彼ら(功労者と呼ばれる人たち)は環境の変化を受け入れるんですよ。
確かにいきなり「エクセルで資料作ってください。」と言っても「うー、難しい。」となるかも知れませんが、「昔の顧客ならこれで通用したけど今の顧客は通用しないもんな。大変だよな。」とか言ってくれます。その上で「あぁ、この観点でまとめるともっといいね。難しいかな?」なんてアドバイスをくれたりします。
老害の人は「触ったことない。できない。」の一点張りでしょう。

僕が思う「老害」は努力せず、会社にいるだけでエスカレーター式に職級が上がり、ごますりで仕事が回る事を本気で信じていた人達です。
会社ではちやほやされていたけれど、退職してからは誰もちやほやしてくれない。退職してから友人が一人もいない。家庭でも相手にされない…
そんな人が「老害」になり易いのでは無いでしょうか?憶測ですが。

「誰のおかげで今の日本があるんだ!」とか言う人は「老害」ですね、電車とかで席を譲った時に「ありがとう」と一声かけてくれる、こう言うのが日本のお年寄りです。

歳をとれば誰もが「老害」になる訳ではありません。一部の声が大きい人が高齢者のイメージを壊しているのです。実際には敬老の日があるくらいで、敬う存在のはず。

自分たちも歳をとります。その頃には仕事、働き方がどう変わっているかわかりませんが、老害って呼ばれないように生きたいものですね。

 

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