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「やればできる」と言う言葉が嫌い。

「やればできる」という言葉が嫌いです。何か作業をして報告した結果「やればできるじゃないか。」って言われるとなんかムカッときます。僕はその時いつも「いわれなくてもやってるわ。」と思うのです。

僕があまのじゃくなのでしょうか?「よくやったね。」「ごくろうさん。」とか言われると嬉しいんですけれど「やればできるジャン。」って言われるとむかっとくるのです。

よく考えてみました。「やればできる。」と言う言葉の反対は「やらないからできない。」です。”やらないからできない”。当たり前すぎる言葉ですね。

でも、こっちも好きで「やってない」訳ではないんです。他の作業が立て込んでいたり、プライオリティーがあったり、自分の中でスケジュールを立ててそのスケジュールに沿って「やろう」としていたりする訳です。

社会人ともなってまいりますと、いくつかの作業が並行で入る事があるでしょう。そういうときに頼んでいる人は「自分が頼んだ作業が最優先」と思いがちです。

実際には違います。まず作業を受ける前にその作業の”優先度”と”重要度”を確認します。上長命令で「他の作業を全て捨てでも」と言われても、それは上長の都合であり、目の前に受注案件があれば、それを優先しなければ会社としての存続に繋がります。そのリソースマネージメントをするのが社会人に重要なスキルとなります。

みんな自分が頼んでいる作業が最優先だと思い、でも、結果がなかなか帰ってこなくて、「早くやってよ!」とかお願いした結果、仕方なくその作業を最優先にして終わらせると「やればできる。」と言う答えが返ってくる確率が多いです。むかつきます。

本当は、仕事をシリアルに流れ作業でこなすようにコントロールできれば最強ですが、時として複数の作業が同時にふってくる事も事実です。

 

とにかく、「やればできる」と言う言葉を気軽に発する人間は「オマエは普段は使えないけれど、きちんとお願いすれば作業するんだよな。」的に捉えているのでは?と思ってしまうのです。

ーー普段から頑張ってるわ!

と言いたいんですよね。

えぇ、この一言につきます。

ひねくれているのかなぁ?と自問自答してしまいそうですが、僕はそう思います。

みんな、普段から頑張っているんです。100%で働いて、無理をこなすために残業したりして120%の力をだしているのです。それを当たり前と思い込むと、常に150%で働く(=毎日、仕事が終わるまで遅くまで残業する)形になってしまいます。立派な社畜の誕生です。

最近、「ワーク・ライフ・バランス」と言う言葉を聞く機会が増えております。

ようは「仕事ばっかしないで、仕事以外の時間もきちんと取ろうよ。」って事です。そうすると、一番効率がいいのは「定時内に脇目も見ないで働いて、定時後は極力残業をしないで帰って自分の時間にあてる。」です。残業は当たり前にするのでは無く、その毎日の作業で許容量が越えて、納期が迫っている場合にするものなのです。

ただ、プロジェクトとかに入っているとそういう「定時帰り」が厳しい場合がありますよね。そういう時はちょいと諦めてその代わり、ある日を決めて、その日を年休とかにしてみてはいかがでしょうか?(とは言え、僕自身そうできるか不安もあります。)

 

「やればできる」のでは無く、みんなやってるのです。

僕は、結果を上げてきた人に対して、そういう言葉をかけないように心がけようと思います。

かしこ。

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