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「ゆず」を聴かなくなった訳

「ゆず」と言う二人組がいます。横浜の伊勢佐木町で弾き語りをしていてそのままデビューしたと言う有名なバンドですね。

当時は、「ゆず」っぽいバンド(似たような感じのバンド)が沢山出てきたのを思い出します。結局、残ったのは「ゆず」だけでしたね。オリジナルはやっぱり強いです。

デビューから知っている僕としては「ゆず」は伊勢佐木町の路上で歌っている「横浜の音楽」なんですよね。

もちろん、曲やビジュアルも相まってすぐに人気が出てファン=ゆずっ子が登場するんです。それもよかったと思います。ゆずっ子=横浜ファンみたいな感じがありました(当時は)

彼らの出身地の岡村町をテーマにした「岡村ムラムラブギウギ」とかも好きでした。地元密着型のグループだったんです。

僕も当時住んでいた場所の関係で横浜にはよく行ってましたし、京急線を利用していたので非常に馴染み深かったです。(あと、エッチな店にいくのに伊勢佐木町モールも沢山通りました)

でも、彼らが「栄光の架橋」を作ったときには、「ゆず」は国民の音楽になってしまいました。オリンピックのテーマソング。もちろん、今までの功績が認められてオファーが来たのでしょう。国の歌。皮肉にもその曲に横浜の空気感を感じることはありませんでした。

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「ゆず」が成長すること、ドームツアー・スタジアムツアーをする事に対して、批判するつもりは全くありません。
でも僕にとっての「ゆず」はスケールが大きくなりすぎたんですよね。
それ以降はCDの新譜を追いかけるのから遠ざかってしまいました。

僕は沢山の音楽を自分で見つけて自分で追っています。どんなに素晴らしい作品であっても、音楽は変わっていくので「あ、変わってきたな」と思ったら新作をウォッチしなくなっていくものです。

”伊勢佐木町の空気感”ってのが初期の「ゆず」の作品には沢山出てきます。
「みんな」ではなく「あなた」。
頑張ろう!とか夢が叶う!って曲ではなく、「あなたに逢いたい」と言うどうしようもない空気の中で過ぎていく日常。

”心の音”って言う初期の名曲があります。

インターネットがそんなに流行る前に有志のファンページがありました。
そのページの名前が「ココロノート」と言います。黄土色の背景に、写真をスキャナで取り込んだ白黒の画像が載っている本当にシンプルなページ。昔はホームページは手作りだったので、シンプルなものが多かったです。

それが、僕の「ゆず」の世界観だったのかもしれません。

僕にとっての「ゆず」は世界平和でも、みんな笑顔に!でもなくて、彼らの地元岡村町で起こった男女の出来事を伊勢佐木町の松坂屋前でギター2本で歌う。そう言うスケールなんですよね。

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僕は「好きな曲」は大事にしますが、「好きなミュージシャン」と言うのはなるべく意識しないようにしています。ミュージシャンはいろんな世代で音楽が変わっていくのが必然なので、それを手放しで”良い!”と思うのは自分のセンスを無くする事だと思うんですよね。

僕は「ゆず」の初期の曲は大好きですし、いまでも聞きます。だから、アンチ”ゆず”ではありません。でも、最近の曲は聴かなくても良いかなぁーなんてシンプルに思っているだけです。

休みの日に久々に伊勢佐木町に行こうかな?なんて思ってしまいました。

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