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カラオケが好きです。

カラオケが嫌いでした。20歳位までかな?僕は中学・高校と人とは違う曲を聴いていたので、いわゆる「ヒット曲」をほとんど知らなかったからです。
1993年に会社に入り、同期と何度となくカラオケに行くようになりましたが、声も出ないし、歌も知らない。なんとか知っているJUDY AND MARYの歌を歌ったりして誤魔化していたものです。

その頃からMr.Childrenが好きでしてね(ちょうどデビューして間も無く)。でもミスチルって声が高いんです。僕は発声法とか習っていなかったですし、歌いたくても声が出なくてですね、なんていうか、カラオケに行っても「俺はいいから、みんな歌いなよ。」的なポジションでいたんです。

その後も、数をこなすことで歌うことは自体は好きになりましたが、声は出ませんでした。地声が低いので、高い歌が歌えないんですよね。当時のカラオケは音響もそんなによくなかったので、低い声の歌って盛り上がらないんです。合コンの定番曲は猿岩石の「白い雲のように」でした。先輩とよく歌っていましたね。

あとは「キーの2こ下げ」を多様してました。これ使うと歌いやすいんですけれど盛り上がらないんですよ。

でも歌うことは好きだったんです。酒も好きだし、音楽も好きなので、もちろんボーカリストへの希望もあったんです。まぁ、歌えませんでしたけれど。

人間とは不思議なもので、特に特別な発声法とかを学ばなかったんですけれど、30歳位から突然声が出るようになりましてね。当時、北九州に仕事で住んでたんですよ。合コンも沢山したんですけれど、お客さん(女性含む)と飲みに行くことも多くてですね。まぁ、みんなカラオケ好きな事。

その頃からですかね、突然声が出るようになったんですよ。フィルムを一枚破ったと言うか、自分で意識して声が出るようになったんです。さらに、そうやって歌っても次の日に喉を潰すような事がなくなりました。

そうすると歌うのが楽しくてですね。当時、付き合っていた女の子と歌っていた時は喉を壊すような歌い方をしていたんですけれど、「あ、ここまで出るな。」みたいな声が出るようになって、そうなるとあの憧れのMr.Childrenの高さも出るようになるんです。

Karaoke nessyou

当時の彼女と別れ、スナックの女の子と知り合い(?ハマり)、その子が辞めた後にお気に入りになった子の前でもガンガン声が出ます。
そうすると、ただ声を出すだけではなくて、さらに感情にも色を出せるようになるんです。歌詞をかみ締めてその気持ちなって歌うと言うか、まぁ、ミスチルは恋愛の曲も多かったので、当時の恋を思い出して歌っていたりしましたね。

しかし、もう42歳。スナックでは「凄い〜!」って言われるかもしれませんが、愛する人の前で歌うことはありません。と、言うか愛すべき人がいません。

人生とは皮肉なものですね。20代の頃にこの声を出せれば、もしかしたら、もう僕は2人位子供がいたのかもしれません。当時は結構イケメンだったので(今はメタボハゲ)。

でも、年齢とともに得るものもあるんだな。なんて思ってしまいます。ギターのテクニックも20代と比べるとだいぶ上達しました。歳をとって子供に囲まれながらギターを忘れてしまうより、孤独で酒を愛するロックンローラー。
そういうのが自分には似合ってるのかもしれませんね。
寂しがり屋の強がりでした。

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