ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

そして我汝をいとおしむ

スナックへと通っていました。キャバクラという年齢ではもうありません。キャバクラってのは時間制で、なんかキャピキャピした女の子がつくのですが、まぁ、話を振らないと向こうからなかなか話してくれないし、大抵飲み物を要求してきます。これ、1000円。バカになりませんね。

疲れるんですよ。

スナックは、時間を気にしなくてもいいし自分の飲みたいウイスキーをボトルに入れれる、大抵メンツは変わらないので毎回会話を合わせる必要も無い。

なんか、家で飲みたく無いし、飲みに行く連中もいない。でも、なんか外で飲みたい、そんな時にスナックはちょうどいいんです。

僕は川崎のスナックを拠点にしているのですが、その店に決めた理由がちょっと特殊でしてね、まぁ、川崎のちょっとエッチな店に通ってたんですよ。で、そこの子が辞める、と。普通のスナックに移るって事になりましてね。僕もそのスナックに行ってその子と話していたんですよ。そのうちにその子は自分で店を持つ事になりましてね。小料理屋。いいパトロンでも見つけたんでしょうね。

で、どうするかな?なんて思っていたのですが、その子以外にもう1人気になる子がいたんですよ。なのでスナック続行です。その子もいい子でね。可愛いと言うか…まぁ可愛いですね。大抵毎日誰かと同伴していたのでは無いでしょうか?(川崎のスナックには同伴制度があります。)店の他のお客さんにも人気で行ってもなかなか話せない時とかありました。また、連絡がLINEじゃなくてiMessageと言うのもなんか良かったです。

そこのスナックも例に漏れずカラオケがありましてね、昔会社の近くにあるスナックに通ってた時は本当にカラオケメインな感じでママさんが「◯◯縛り」とか勝手にはじめて歌いたい歌を歌えない時もありました。でも、僕の行きつけの川崎のスナックはあんまり誰も歌わなくて僕ばっかり歌ってました。

当時、星野源にハマってましてね。星野源の歌ばっかり歌ってました。

FullSizeRender

そのうちにその子も辞める事になりまして、どうにも結婚する、と。あんなに同伴してて、毎日店に出てたのに結婚とは!と思いながらも心の何処かで「あぁ、やっぱりね。」なんて思いがありました。相手はどんな人かなんて聞くのは野暮な話ですがその子と仲良かった子曰く、「前の店で相手からかなりアタックを受けた。」らしいです。その子とその子と仲の良かった子は2人で以前、別のスナックに勤めていてかなりキツイ環境だったそうです。「もう、思い出したく無い。」と言ってました。

で、その子が辞めた後も惰性で通ってます。頻度は少なくなりましたが新しい店を探すのも大変な年齢になってしまいました。仲の良かった子に「あの子結婚したの?」って聞いても「まだじゃ無い?知らない。」との事。僕に教えてないだけなのか、完全に夜の街との関係を絶ったのかはわかりませんが、今でもカラオケで星野源を歌うと、その子の事を思い出してロンリーです。涙出るほど、好きでした。

でも、後ろを見てもしょうがないです。前を向いて、僕はまた夜の街に消えていくのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です