ナガノさんのエッセイ漫画(くまのむちゃうま日記2)の中に『パックご飯をレンチンして容器そのままにバター(切れてるやつ)と醤油、スパイスとして一味を入れて混ぜて食べる』と言うのもがあります。
バターご飯をWikipediaで調べてみると“主に北海道で食された“とあって、「あっ!」と声が出そうになりました。
それは、作者であるナガノさんが北海道出身?とかでは無くて、僕が小学生の頃にこう言う食べ方をしている男子が多かったからです。僕の生まれは北海道の小樽。運河と寿司で有名な街です。
僕が小学生だった頃はお昼に給食が出るのですが基本はパンなのにある時から火曜日だけはご飯(白米)になったんです。アルミパックにご飯が入っている形で、特にお櫃があってよそう形ではなかったはず。
給食といえばアルミパックご飯でした(静岡) pic.twitter.com/Nsj2rHuPki
— ケースワベ (@KSUWABE)
僕の記憶は正方形だったような気がするのですが、検索すると長方形のものばかり出てきたので記憶違いかもしれません。
汁物部分がカレーになっている日などは一種のお祭りでしたね。とは言え当時はコメが立っているようなご飯ではなく少しべちゃべちゃしている感じがあり僕は「カレーで流し込め!」みたいな感じで食べていました。
そんな中で、クラスの誰かがバター(他の日のパン用だったと思いますが)を乗せて醤油をかけてぐちゃぐちゃに混ぜて食べてて一時期ブームになったような気がします。
そんな思い出から四半世紀以上。
ご飯の一つの食べ方として、生き残ったバター醤油ご飯。今でも美味しいのでしょうか?
ナガノさんのエッセイを元に作ってみました。

少々高いですが安定安心の”サトウのご飯”に切り口がついているバター。そして醤油。ナガノさんは一味が好きみたいでエッセイマンガでは”粗びき島とうがらしの一味”をいれておりました(ナガノさんはけっこう七味はつかわず一味を入れています)。僕は家に七味ならあるのでそれで代用。マンガでは書かれていませんでしたが本当はかつお節とかあっても良かったかもしれません(検索するとかつお節いれてるものが多いので)。

これで作ってみます。

バターを乗せて醤油を回し入れ

かき混ぜて完成!
で、食べてみました。
美味しい……と言うかジャンクな味ですね。僕にはちょっとバターが多すぎたかもしれなく、バターが主張している醤油ご飯みたいな感じになってしまいました。バター感が強すぎて醤油を追加したのも失敗かもしれません。足し算の料理はどんどん味が濃くなりますからね。
バター。僕は味噌ラーメンを食べる時にバターを入れませんが、良く考えたらバターコーンは奇跡のバランスで僕の居酒屋の定番ですし、じゃがバターもじゃがいもを美味しく食べるもっともシンプルな調味料です。そう考えると分量を間違えた(僕個人としてはもうちょっと少ない方が良かった)のと、かつお節とかふりかけとかも少し加えられれば良い気がしてきました。(かつお節としょうゆで”おかか”になりますし)
そう考えると、もしかしたらバター醤油ご飯ってレシピが決まっておらず、自分の好きな味にカスタマイズできる余白がある食べ物なんだなぁ、と実感。
ちなみにこう言う食べ物って所謂『貧乏飯』とはジャンルが違うと思ってます。『背徳飯』ともなんか違う。
朝の時間がない時や、夜に小腹が空いた時に「食べるか、バター醤油ご飯。」みたいな感じ。
さらにアレンジの余白があると言うのも、「冷蔵庫に残ってるあれも入れてみるか?」みたいな冒険感があります。

背徳飯の例。ソーセージエッグ丼。これにハムとかニンニクを入れると背徳感倍増。
日本は台風とかの災害が多いので僕は常備食としてカップラーメン数個とパックご飯をストックしてます。あんまり大食いでは無いですが安心感が違う。
それに加え納豆を常備しておく事も多いのですけどバターもそれに加えるのも良いかもしれません。気まぐれで作りたくなる料理にも使えますし。
家族みんなで食べるようなご飯では無いと思いますので、夜とか一人で小腹が空いた時とかに思い出してみるのも良いかも知れませんよ?

