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Appleがもし次期OSをNeXTSTEPではなくBeOSにしていたら?

現在のMacのOSは、OS Xから現在は、macOS(Sierraより)と言う名前になっています。OSの歴史は今までのMacintoshの売り上げが下がり、ジョブズがAppleから追放された結果、多数のハードウェアやサードパーティーへのOS提供を行い完全に迷走していた時代に戻ります。

当時、MacintoshにはOS #(#は数字)と言う名前が付いていました。詳しい人は、System #の方が理解できるかもしれませんし、昔からMacを使っている日本の人にとっては、漢字Talkの方がピンと来るかもしれません。

ジョブズの意思を受けて生まれたこのOSは当時非常にモダンなOSであり、文字だけのMS-DOS(Windowsの前身)とは違い最初からマウス前提でオペレーションするGUIを搭載していたのが特徴です。ファイルを捨てる時にゴミ箱に入れるのはこれが起源となっています。

インターネット時代になり、時代のニーズを上手く汲んだ(パクった?)Windows95が発売され、PCは一人一台の世界を迎えますが、WindowsもMacOSも32bitのOSであり、また度重なるバージョンアップによる互換性確保の為に旧機能を削除する事も出来ませんでした。同時に64bitの特性を100%活用する事が出来ずに行き詰まっていました。

Mac OSは9まででますが、「拡張機能」(プラグインみたいなもの)を最初に読み込む時のメモリの奪い合いによるコンフリクトからなる不具合により、通が使えるOSになると共に、最初書いた通り、Appleの迷走も相まって限界を迎え始めます。

その時に、Appleは次期OSの開発に取りかかります。64bitOSとして、全く新たに、それでいて、今まで通り、直感的に取り扱いができる、そんなOS。当時ハード屋さんまで落ちていたAppleに最初からOSを作る技術力は残っていませんでした。

そこで、外部からOSを導入する事になります。その中の候補に上がったのが、Appleを追放されてから高価ながら「理想のコンピュータ」を作り続けていたジョブズ率いる「NeXTSTEP」、そして、ジャン=ルイ・ガセー(当時からのマニアは「ガゼーおじさん」と呼んでいました。)が開発した「BeOS」です。

BeOSshowoff

BeOS:なんとなくWindowsっぽいですね。

Openstep42

NeXTSTEP:デスクトップにアイコンが並んでなく、なんとなく今のOS Xの感じもします。

結果的にプレゼン能力の高いジョブズの「NeXTSTEP」が採用される事になります。(一説には、ほぼBeOSに決定していると思っていたガゼーさんがプレゼンをおざなりにしたと言う話もあります。)

そして、結果的に、NeXTSTEPベースでの全く新しいOSである「OS X」が発表されます。あまりにも新しいOSだった為、当時のMacはデュアルブートでOS 9とOS Xを切り替えて立ち上げる事が出来ました。

今までの遺産を全て捨て切ったOS Xも発売当時は、デザイナーやミュージシャンから「使えるソフトが無い」と言われてきましたが、どんどんとソフトメーカーがOS X用のソフトを作り始め(実際にソフトが作りやすかったと言うのもあります。)、そして、今ではMacと言えばOS Xになる事となりました。

そのOS Xもついに、マイナーバージョンアップを繰り返し、OS無償化、SWIFTと言うモダンな言語を搭載し、やっと、OS X Sierraにより、「macOS」と言う名前に帰ってきたのです。

…もし次期OSがBeOSになっていたらどうだったでしょうか?Appleにジョブズは戻らず、BeOSとOS 9の混在期間はOS Xよりも長かったかもしれません。見た目は、当時のマニアには受けましたが、コンピューターOSで終わっていた可能性もあります。

ジョブズは復帰後Macintoshの路線シンプル化を図り、iMacの爆発的なセールスで基盤を整えた後、iTunes+iPodで音楽業界に大変革を起こし、満を持してiPhoneを発売する訳です。その根底にはOS Xがあったのは言うまでもありません。

もしかしたら、BeOSだったら、今頃、iPhone、もしかしたらスマホがなかったかもしれません。もしくはキーボード付きの携帯電話(BlackBerryのような)が主流だったかもしれませんね。ただ、OSは独占禁止法の為に一社独占OSにはならないと思うので、今まで通りAppleはマニア好みのPCに終わっていたかもしれないのです。

世の中わからないものです。

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参考
ジョブズが生み出して現在のmacOS/iOSにまで連なる流れの源流「NeXTSTEP」とはGIGAZINE

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