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ティム・クックとサティア・ナデラの違い

先日、新しいMacBookProの発表がありました。僕も深夜ですが見ていたのですが、ほぼ全部が事前リークによる情報だけで、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。Appleの製品はiPhone7といい、最近のイベントではかなり事前リークによる情報で大体を知ることが出来るようになってしまいました。
昔は、「one more thing」と言って画期的なガジェットやサービスを出していたので、楽しみだったのですが、最近はないですね。最後にAppleのイベントで感動したのは「SWIFT(プログラミング言語)」位でしょうか。

ちなみに、その前にマイクロソフトが”Surface Studio”と言う新しいハードウェアを発表しました。iMacのSurface版と言った感じで、ディスプレイがタッチデバイスになっているのが特徴です。

故スティーブ・ジョブズは「ディスプレイにタッチパネルをつけると腕が疲れる。」と言う理由で断固デスクトップやノートへのタッチパネルを拒否してきました。

今回、Appleはファンクションキーの部分にアプリケーションの用途によって色々な使い道ができるTouch Barを搭載する事でノートブックへのタッチパネルを装備しました。あくまでもキーボードの延長です。

しかし、Surface Studioは、画面自体が角度を持って、水平に近くなり、所謂「液タブ」に変化すると言う新しい試みを持っています。また、まだどのような効果があるかわかりませんが、「Surfaceダイアル」と言う新しいデバイスも用意しています。

正直、僕はAppleばかりに目がいっていて今回の「Surface Studio」には驚かされました。ほぼ事前リークがなかったからです。(僕のアンテナが低かったからかもしれませんが。)

今回は、僕は「新しさ!」と言う面ではMicrosoftの方が上だったような気がします。(勿論、デスクトップとノートと言う違いや値段にかなりの違いがあるので単純に比較はできませんが。)

どちらも、まだ一般的になっていないので、正解(より多くのユーザ、利便性)はわかりませんが、両者は違うテイストで勝負を賭けてきています。

それにしても、昔はマイクロソフトはハードを作っておらず、新しいOSのベータ版を出して成長させていたので、マイクロソフトの方が発売前に新しい情報がより多く入ってきました。(事前にマスコミに情報を提供していたのでしょう。)
そして、ジョブズあり日のAppleは完全秘密主義でイベントにて初めて喜びを感じる事が出来たのです。

ソフトウェアとしても、マイクロソフトは変わっています。Windows10はあまり評判は良くありませんが、Bashが使えたり、Xamarinと言うAndroidやiOSアプリ(勿論、Windowsアプリ)を作れる開発環境を無償で提供しています。
勿論、AppleもXCodeやSWIFTは無料で使えますが、今までのマイクロソフトでは考えられなかったような柔軟性を感じます。

おそらく、その変革を切ったのが、サティア・ナデラと言うCEOです。彼がマイクロソフトを変えつつあります。

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それと比べて、ティム・クックにはそういう変革が見えません。イベントでもティムが話すのはすごく短く直ぐに他のエンジニアにマイクを渡すし、あまりエンジニアっぽくありません。

逆に言うと、Appleは成熟期に入ったのかもしれません。俄然、シェアとしては企業用にWindowsを使っている会社が多いので、マイクロソフトの方が多いと思うのですが、野心家のAppleから、「ちょっと守りに入っているのかな?」と思う様になっています。

とは言え、かなりMacもMac OS,iPhone,iPadも成熟してきたので、いきなりガラッと変わっても使う側が困りますが、今は、ナデラ船長がApple駆逐に向けて動いている様に思えます。

僕には彼にジョブズの魂の一部(もしくは考えかた)を感じてしまいます。皮肉にもティム・クックではなく、サティア・ナデラに。

Appleにはもう一度、海賊旗を旗あげる必要性があるのではないでしょうか?

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