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僕がパニック障害になったわけ

はじめに

2018年、ジャニーズのメンバーがパニック障害と言う症状で療養に入ったと言うニュースを見ました。芸能界には実はパニック障害を患っていると言う人が多いみたいです。

ちなみに僕も、現在うつ病(寛解か?)と自律神経失調症とパニック障害と言う病を持っています。全部基本的にメンタルの病気ですね。メンタルブレイクです。

今の所、薬を飲んでいるので通常に日常生活を送れていますが、なぜこのような状態になってしまったのかをちょっと振り返ってみたいと思います。

激務

10代の頃(高卒なので18歳から仕事をしてました。)福島で仕事をしていました。お客様が電車やバスで行けない場所だったので、タクシー通勤でした(今考えればバブルの残り香が残っていたのだと思います)。なので通勤自体は楽だったのですが、朝8時30〜朝の2時位まで毎日働いていました。 激務でしたね。年間残業は軽く1000時間を超えていましたが、組合(と言うか労働基準法)もあるので、999.75時間で調整していました(あとはサービス残業)。でも楽しかった。とにかく楽しかったです。

その後、福島から戻って関東で働くのですが、基本的に終電まで働くと言うスタイルはほとんど変わりませんでした。
僕の仕事はプログラマ(当時)だったので、デスクワークなんですよね。体を使う仕事ではないので、体の疲れはなかったですが、精神的には結構と頭を使っていたと思います。

発作

当時、場所が築地のお客様の所で仕事をしていました。終電まで働く事は少なくなりましたが、それでも遅かったです。 僕は藤沢の近くに住んでいたので、通勤には東海道線を使っていました。あの激混みの東海道線です。 で、ある時、朝の通勤時にいつものように東海道線に乗っていたのですが、川崎駅に着く直前で心臓がバクバク激しい動悸を始めました。あとは凄い冷や汗。「やばい、心臓発作だ!」と思ったのですが、ちょうど川崎の駅に到着したので、一旦降りて、売店で水を買って飲みフリスクをなめて呼吸を整えていたら治りました。

で、治ったので、それでも会社に行ってしまったんですよね。おさまったので仕事ができてしまった。だから「おそらくたまたまだな」って感じでそのまま仕事してしまったんですよ。
別に次の日は発作が起きなかったので、普通に会社に行って仕事をしていました。歩いているとちょっとふらふら(平衡感覚が取れない感じ)がしたけれど、「疲れてるんだろ。週末に寝ればいいや」位に思ってたんですよね。今、考えれば初めて発作が起こった時にすぐに病院に行っておくべきでした。

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悪化

その後、荻窪のお客様に変わりましてね、立場もチームリーダーになりました。(25歳そこそこでした。) 前の発作からは心臓の動悸はひどくは起こらなかったんですけれど、念のため電車に乗るときは常に水とフリスクがないと不安になってました。

そのうちに、夜になるにつれて、雲の上を歩くような感覚な平衡感覚になる時がありました。もの凄いふかふかな絨毯の上を歩くような感じと言えば良いでしょうか?なんか左右に揺れながら歩いているような感覚なんですよ。
また、タバコが吸えなくなった時があります。タバコを吸おうと口にくわえるのですが、火をつけてもうまく息を吸えないのです。タバコを吸う人ならわかると思うのですが、タバコに火を点ける時にはライターで火をつけて息を吸わないと着火しません。「なんか変だなぁ。」程度に思っていました。

また、その内にみんなと一緒にお昼ご飯が食べられなくなりました。”そういう気分では無い”と言うのではなく、箸を持とうとすると体が硬直(極度の緊張状態)するんです。腕に力が入りすぎてうまく箸を使うことができません。これは困りました。

調査

「何が何でもこれは何かおかしいのでは無いか?」そう思い始めました。まだインターネットは黎明期でそういうページがなかったんです。とりあえず、内科を受診。血液検査と心電図を見ましたが、異常はなし。できればここで異常が出た方がどれだけ楽だった事か。

あとは、本屋に行って色々な本を読みました。当時はまだ「うつ」の本は少なかったと思います。神経の病気だろうと思ってそういう本を読み漁っていました。その時、僕の症状にピッタリだったのが「パニック障害」だった訳です。

通院

ちょうど、お客様の会社(荻窪)の駅前に心療内科があったので、そこに行くことにしました。 正直「あぁ、精神が逝っちまった。こう言う病院ってそういう人(変な人)が多いんだろうな。」って言う気持ちが強かったです。 でも行ってみたらそんな感じはあまりありませんでした。(たまーに、歩き回っている人とかいましたが。) で、診断してもらいました。結果は「パニック障害、自律神経失調症」。 薬を処方してもらい、それを飲んだ結果、ちょうど薬が合ったのか楽になりました。

それ以降、現在(45歳になっても)もそのパニック障害の薬と自律神経失調症の薬は飲んでます。

反省

今思い返してみると、若さで乗り切っていたけれど、心は強いストレスを感じていたんだなぁと思います。実際に発作が増しましたからね。これは心因性でしょう。問題はそのままでも身体はまだ動くからそのまま仕事をしてしまった事だと思います。できてしまったんですよね。で、ちゃんと結果を残せていたんです。「仕事が出来ているからいいや」なんて、体を犠牲にして仕事をする”社畜”だったんでしょうね。

もし、これを読んでいる人で、「ちょっと不調だけれど仕事に支障をきたしてないからいいや」なんて仕事を続けている人。まずは有給を取って病院に行く事をお勧めします。 まずは内科。それで問題がなければ、勇気を出して心療内科の門をたたきましょう(総合病院の神経科よりは行きやすいです) 今では、うつ病を含め心因性の病気が多い時代です。コンピューターが発達してからの「現代病」のような気もします。

Sutorrest

自分の体まで会社は面倒見てくれません。また、心因性の病気は生命保険の対象外です。(ここ大事) 酷くなる前に、ぜひ、心と体を休めてください。

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