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日本が変わってきた?ーW杯、日本対ベルギー戦を見て。

先日の夜、リアルタイムでサッカーW杯を見ていました。日本対ベルギー戦です。日本時間の朝3時スタートなので、まず見れないだろうと思っていたのですが、21時に寝て2時に目覚ましをかけなくても起きれたので、そのまま起きてお風呂に入ってから観戦していました。(勿論、ノンアルコール)

日本は決勝Tに進出するために、賛否両論の試合をしました。「負けてもいいから正々堂々と戦ってほしかった」的な意見がありましたね。
僕は素直に「これは決勝Tを見据えた采配だな」って思いましたけれど。(リアルタイムで見ていないのですいません)

でも、考えてみて下さいよ、予選リーグと決勝トーナメントってすごい違うんですよ。
例えば、予選リーグを大学、決勝トーナメントを入社希望の会社だとします(例えばの話ですよ)
「大学で、精一杯頑張ったけれど、希望の会社には入れなかった」悔しさと、「希望の会社に入って精一杯頑張ったけれど、同期や先輩の仕事の能力に負けた」悔しさって違うんですよね。

さて今回のベルギー戦ですが、どうもベルギーは「赤い悪魔」と呼ばれているそうです。侍JAPANとかそう言うレベルではありません。

鬼のように世界で活躍するスタープレイヤーの集団です。
そこに、個々を引き立てる組織力で臨んだ日本。

正直、観るまでは「まぁ、負け確定だけれど見ておくか」位の感覚だったんですけれど日本凄かった。ちゃんと”サッカー”していたんですよ。

ひいき目じゃなくても、「世界に通用する」試合だったと思います。ツイッターのTLを見ながら観てましたけれど「勝てる試合だった。悔しい」って言う書き込みがありました。

確かに負けてしまったかもしれませんが、「勝てる試合」を期待できるくらいのチームの能力が世界に対してあると言う事でしょう。

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グループリーグ敗退だと、世界は日本と言う「極東の小国」のサッカーなんて気にしなかったでしょう。でも、決勝トーナメントは違うんです。負ければ終わりの勝負の世界。

僕はこの試合を見て、とても感動してしまいました。
それと共に思ったのが、今までとは違い、「結果を出せば良いと言う価値観(過程は評価しない)」になってきているのではないか?と思うんです。

今までの日本は良くも悪くも「過程」を評価する社会でした。
残業なんてその際たる例でしょう。「こいつは結果を出せなかったけど毎日凄い残業していたから評価する」って言うあの悪い習慣です。

でも、今回は違った。結果こそすべて。勿論ベスト16で敗退してしまったので悲願のベスト8進出と言う結果は残せなかった。結果が全てですから。

色々と世間を見ていて、個が力を持つ時代になってきています。そこに日本従来の組織力を加えれば日本は世界と戦えるんじゃないかな?と今回の試合で考えさせられました。

「世界と戦える強い組織力」が実を結び始めているのでは?と思うんです。

まさに、うねりを上げながらゆっくりと気が付かないうちに日本は変わってきているのでは無いかと。

今回、サッカーと言うスポーツという形から変わっていく日本を見れたのは非常に嬉しいし、素直に感動しました。

延長戦は無かったですが、試合終了後の先週の顔・目、「本当に全力で戦い抜いた男たちの目」をしていました。

このエントリーではサッカーの内容の話は全然しなかったですけれど、試合後の選手インタビューで、「まだこのチームで戦いたかった」と言う言葉を聞いた瞬間、涙が一気に出そうになりました。そうです。次のワールドカップは4年後、年齢も4歳取るのでいつまでも現役と言う訳にはいきません。
引き際の美学も見せないといけないけれど、それだけチーム(組織)の力がいい状態のメンバーであり、そのメンバーは世界の舞台ではもう叶わないんだな、と思った時、団体競技のスポーツ選手の儚さに気が付いて、いままで、なんやかんや言っていた自分を恥じました。

今回の試合、「惜しかった」「勇気をもらった」って言う意見が多いと思いますが、僕はもっと強い、でも形容できない何かを貰った気がします。
そのまま寝ずに出社しましたが、なんだか「仕事頑張らなきゃ」と思ったんですよね。

世界と戦える日本。それはサッカーだけではなく、色々と変化していく必要があります。でも、もうそういう時代になったんだな、って思いました。

頑張ろう!全力を出して生きよう!

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