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「カメラを止めるな!」(の騒動)を止めるな?

カメラを止めるな!って言う映画が大ヒットしていますね。
僕は、テレビとかで取り上げられる前にツイッターのインフルエンサーの発言で知っていました。

見たいなぁと思っていたのですが、ほぼ単館上映(2館しかない)なので、行くのをためらってたんですよね。

それが160館に拡大したとかで興行収入も10億円超えだとか。とても300万円で作られた作品のレベルだと思えませんね。

もともと、監督はこの作品を小劇団の舞台にインスパイアされて作ったと公言しています。んで、それに三谷幸喜のテイスト(ラジヲの時間)を組み込んだ作品みたいですね。

で、今になって、その小劇場の主催者(和田さん)が「パクリだ!」と言ってきた模様。

色々な人が調べていますが、単館の頃に主催者(和田さん)は実際に「カメラを止めるな!」を見ており、「僕たちの作品が映像化されて光栄です!」とか言ってるんですよね。

それが、興行収入が跳ね上がった所で「パクリだ!」って言うのはカッコ悪いかな?…と。

で、僕がその主催者だとしたら、「あの『カメラを止めるな!』の原案と言われている幻の作品『GHOST IN THE BOX』を再演します!」って言うでしょうね。でも、残念ながらその劇団は解散しております。

ちなみに、上田監督も「カメラを止めるな」を作る前にその主催者に連絡を取りたかったのですが、和田さんは当時、燃え尽き症候群になっており、誰も連絡が取れない状態だった模様。
上田さんは仕方なく、その劇団の脚本家と連絡を取り映像化したとの事。つまり「無許可で」と言う以前に連絡がつかないので許可が取れる手段がなかったんですよね。

ちなみに、ワイドナショーに上田監督が出た時に、MCの東野さんが「興行収入上がったから大金持ちですか?」って質問したら「最初に契約した金額以上はもらってないです。役者も一緒」との事。出来高制にしていなかったんですね。

ちなみに、和田さんってのは一癖ある人みたいで、別の企画の売り上げを持ち逃げしてとんずらしたとか…。

僕は、今回の騒動の黒幕はプロデューサーの市橋さんだと睨んでします。

市橋さんは今回の「カメラを止めるな!」の発信元である映画監督養成スクール”ENBUゼミナール”の代表です。
今回の「カメラを止めるな!」もENBUゼミナールの作品として発表しております。

ちなみに拡大上映するときにはクレジットに「原案:劇団PEACE『GHOST IN THE BOX!』」と表記されているようです。
でも、和田さんとしては「原案」ではなくて「原作」として欲しいと言う話が今回の騒動の根本らしいんですよね。

カメラを止めるな!が大ヒットする前には上田監督は「劇団PEACEの舞台を見て着想しました」と語っておりますが、あるタイミングから「ある小劇団の舞台を見てから」と濁しております。僕はここにプロデューサー市橋さんの入れ知恵があったのではと推測しております。

また、拡大上映はENBUゼミナールの力だけではできないでしょう。この作品は拡大上映にあたり、大手配給会社のアスミック・エース(Asmik Ace)との共同配給で実現しているようです。もしかしたら、このアスミック・エースの戦略として「原作があると言うのは消したい」と思ったのかもしれません。

Camera


と言うわけで劇場型のマルチメディアとしては、

1:カメラを止めるな!を見る(映画)
2:劇団 PEACEのGHOST IN THE BOXを見る(再演希望)(舞台)
3:泥仕合が始まる(テレビ、週刊誌などのメディア)
4:1~3は実は全て脚本通りでした(メタ構成)と言う後日談(映画)

と言うのが一番面白い構成だと思います。
国民もメディアも全部巻き込んだお祭り騒ぎです。

ただ、今回の件、週刊誌で「こんなに類似点がある!」と言う比較表が載っていたそうですが、それが壮絶なネタバレになっていると言うのが悲しいです。
「カメラを止めるな!」は説明が難しく、何を話してもネタバレになってしまうので、みんなは「とにかく見て!」と宣伝するしか無かったんですよね。

それを週刊誌をさらっと読んで、「ふーん、こんな話なのね」で済ませてしまって「カメラを止めるな!」を観にいかないで終える。これが一番悲しいシナリオなんですよね。

って事で、劇団PEACEは1度だけでも再結成して「GHOST IN THE BOX」を再演すれば、今ならお客さん入ると思いますし、「カメラを止めるな!」を見た人はその目で判断すれば良いのではないか?ってのが僕の見解です。

では。

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