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閉店時間の美学

はじめに

数年前、川崎の行きつけのスナックに通っていた時のお話なのですが、僕はお客の一人として週末という事もあり、閉店の時間までいたんですよ。まぁ、お酒を飲んでて気分が良くなるとついつい長く飲んでしまいます。
そこまでは良いんです。普通の事。料金がものすごい事になるだけです。

これはいけない

閉店30分前。あるお客様の団体がお寿司の出前をとったんですよね。スナックで外部の店から出前を取るってのは、まぁ”王様”なんですよ。それもお寿司。おそらく桶レベルの寿司でしょう。

30分でお寿司が届いたとしてももう閉店の時間ですよね。と言うことは必然的に閉店が伸びる訳です。でも、店としては閉店時間になる訳で他のお客様は帰されるんですよね。
それをみながら(帰りながら)「ずっちーな」と思ったんです。我ながら器が小さい。

店側としても迷惑だったと思います(あくまでも主観です。お寿司食べれて嬉しかったかもしれません)
でも、僕は「そう言うのはないなぁー」って思ったんですよね。

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昔話を

20歳の頃、福島で仕事をしていた頃に通っていたスナックは2時に閉まるんですけれど、ラストソングで”そっとおやすみ”って曲が流れたんですよね。この曲が流れたら強制的にみんな帰るって言うルールでしてね。居座るとか居残るってのが出来ないシステムになってたんですよ。

僕だって、閉店後の店でその店の人(女の子)と飲むってのは「いいよなぁ」と思います。裏話が聞けたり、自分が特別な人になった気分になったりして。

でも、違うんですよ。「閉店の美学」なるものがあるとすれば、どれだけ楽しくても閉店になったら店は閉まってみんな夢から醒めるべきなんです。

閉店時間には帰ろう

店が早く閉まる(早仕舞い)分には僕は良いと思っています。接客業はお金がかかるので、お客さんが入らなければ赤字になってしまいます。なので、そう言う日は早く閉めても僕は良いと思いますし、たまたま閉まった後にその店に行っても「まだ営業時間のはず!」とゴネたりはしません。それはダサい。酒飲みではない。

「お客様閉店ですよ」と言われたらさっとお金を払って帰るべきで、だらだらと居残るのは酒飲みの美学に反するんですよね。

キャバクラとかスナックと言うのはお金を払う代わりに王様の気分にさせてくれるようなお店です。でも、夢は醒める。それがお金が尽きた時かもしれませんが、閉店時間ってのも一つであると思うんです。

終わりに

シンデレラは12時になると魔法が解けてしまいます。それと一緒。時間はみんな一定に流れるものであり、いつか訪れるものでもあります。

何が言いたいかって、言うと「俺も、閉店前に桶の寿司を頼めるくらいの太客になってみたい」と言う僻みでした。ザ・本末転倒。

ぎゃふん。

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