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クラブワールドカップで使われたビデオ判定はスポーツを変えるか?

FIFA主催のクラブワールドカップで準決勝、鹿島アントラーズがレティコ・ナシオナルを破ってアジア勢として、初めて決勝に進出しました。

結果的には、3-0と言う圧勝に近い試合でしたが、最初の一点はPKでした。
その際に、ビデオ判定が使われた事が話題になっています。

微妙な場面において、主審がビデオ判定を行い、結果PKになったと言う「これが公平だ。」と言う判定ですが、これがどうなるのか、ちょっと複雑ではあります。

サッカーにおいては、「いかにばれずにファールするか」も一つの技術のような気がするんですよね。日本はそういうイエローカードを恐れてガツガツとしたサッカーができないと言う風潮があったような気がしますが、何かあった場合に「ビデオ判定を要求する!」と言えば、確実にファールを取られてしまい、結果、ファールすれすれのプレーがなくなってしまうような気がします。
それは果たして良い事なのでしょうか?

また、点を取られたらすぐにカウンターで攻めに行くのがサッカーの醍醐味なのですがそのタイミングでビデオ判定が入ってしまうとなんかリズムも崩れますね、

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また、野球でこの制度が取り入れられたらどうなるでしょう?
よく野球を見ていると時々「これ、どう見てもアウトだろー!」と言うきわどい場面があります。
野球の世界ではまだ、「審判がルールブック」なので、後で、リプレイを見て、明らかにアウトなのにセーフがまかり通ったりします。(で、結果的に「世紀の大誤審」なんて呼ばれてしまうんですよね。)

これも、ビデオ判定(と言うか今もリプレイを見たら明らかなので)制度を取り入れたら、野球の試合はだいぶ変わってくると思います。
こちらは、サッカーみたいに”ファール”とかはありませんので、できれば早めに取り入れてほしいと思います。

なんか、そうなってくると、「果たして審判は必要なのか?」と言う極論に行き着きます。
サッカーも野球も、審判は別室でリアルタイムでビデオを見ながら判定すれば良いとなってしまいます。さらにそれが進むと、AI、人工知能でコンピューターだけで機械的にジャッジ出来てしまうわけです。

もしかしたら、AIによって、失われる職業に”審判”が含まれるのかもしれませんね。
しかし、なんか味気ないような…。

プロレス(は娯楽ですが)の「おーっと、カウント2.97!」みたいなある意味エンターテイメントも無くなってしまうのか?と。あんなのレフリーの匙加減ですからね。

確かに、サッカーで言うと”オフサイド”と言うルールが非常に持ち味であり、さらに審判の精度が問われる場面なので、そういう所はビデオ判定もありだと思いますが、何から何まで、ビデオ判定と言うのは…

でも、時代は変わっていくのですよね。
もしかしたら、数十年後、昔のサッカーのビデオを息子や孫と見ながら、「選手以外に人が走っているけれどあの人って何?」って聞かれる日が来るのかもしれません。

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