ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

頑張らない!を頑張る。

はじめにートラブルと言う祭り

あるプロジェクトが大規模トラブルを起こしたので対応に呼ばれています。システムエンジニア業界では”火消し”って呼ばれてたりするものです。

ちなみにトラブルのレベルは下手すると日経新聞の1面に載ってしまうような感じです。

ちょいと規模が大きくなりすぎて、うちの会社の色々な事業部のトップが参加すると言う状態。様々なプロフェッショナルが参画し始めてさながらアベンジャーズのような状態です。

こういう状態を『お祭り』と感じてしまう人って結構多いんですよね。そう言う観点で言うと今回の”祭り”はかなり大きな祭りです。

僕もたくさんの”祭り”に参加しましたが、今回は関与者(ステークホルダーとか行ったりします)の人々の肩書を見ると27年間やってきたシステムエンジニア人生で最も大きいですね。 うーん、現役のうちにこう言う経験できたのか、って感じです。

ちなみに、僕が陣頭指揮に当たった火消しの経験は別のエントリーで書いております。

火消しの思い出

作業が長期にわたる場合は睡眠が大事

今回は僕は作業者と有識者としての参加です。

指示にしたがって淡々と作業をするだけ。なので今回のトラブルの”火力”は正直どの位なのかわかっていなかったりします。

色々な飛び交うメールを見たり、会議に出たりすると、「うーん、そこ俺わかりますよ」ってな場面が沢山出てきます。

でも、そこではあえて手を挙げないようにしています。
それをやり出しちゃうと、僕が『頑張っちゃう』からなんですよね。
ちょっと穿った言い方をさせてもらうと、僕なら”できる”んです。でもそれをやっちゃうと夜通しで作業する事になってしまいます。

仕事って色々な分野があって皆さん生業を日々過ごしていると思います。
その中で人にもよると思うんですけれど”頑張っちゃう人”って多いと思います。
頑張ることは、もちろん悪いことではないです。

でも、頑張りすぎて身体や心を壊してしまう人がいるのも事実。

例えば短期集中型。ここでの短期とは1週間程度を想定してください。
「総力戦だ!1週間でこれらのトラブルを解決するぞ!」って言うくらいなら、夜通しで頑張っても良いと思います。

でも、それ以上の期間。特に数ヶ月かけてなんとか正常化に戻す…そんな作業の場合、一番大事なのは”睡眠”です。
人間、寝ないと判断力が鈍るだけではなく、作業者は作業ミスをおこなして、二次災害が起きたりするんですよね。

EXThWpuUYAAt8cb jpg medium

人生のバイブル、マスターキートンより引用

なんで、毎日、ちゃんと寝る。リフレッシュする時間を設けるのが大事だと思っております。

このトラブル対応、24時間中メールが飛び交っています。「祭り」を楽しんでいる人、多いですね。(もちろん、やりたくないのに夜通しさせれれているエンジニアがほとんどでしょう)

頑張らないとは?

僕は『頑張りすぎちゃう』傾向にありました。過去形で書いたのはもう頑張らない事にしたからです。

20代は若さで乗り切れましたが、結果パニック障害と自律神経失調症になってしまいました。
30代も頑張れたのですけれど、オンとオフの切り替えとかできなくて結構苦しい思いをしました。

Pose gutspose business

40代は全力で、『頑張らない』仕事の仕方を行なっています。例を出すと、

・朝はちゃんと定時から働く(だらだらルーズな出社はしない)
・言われた作業は言われた納期通りに行う
・部下からの質問には全力で答える(自分の作業を後回しにしてもです)
・メールとか会議とかで自分の聞かれない限り能動的に「俺それわかりますよ」とか手を挙げない
・夜は残業を極力せずに帰る。
・十分な睡眠をとる

あと、「なるべく当事者意識を持たない」ってのもポイントかもしれません。「俺がやらなきゃ!」とか思わないようにしてるんです。「別にこのトラブルでプロジェクトが大失敗しても俺の給料変わらないし」位のドライな感覚。
結構、この感覚で仕事をすると、やりがいは感じないですが、大失敗もしません。

なので、仕事以外の軸(僕の場合はブログや作曲)を”頑張って”ますね。

変な話かもしれませんが、僕は今、全力で『頑張らない』と言う事に頑張って努めてます。

あとは、今年発症した首のヘルニアがまだどうなるか分からないので、産業医から残業制限食らってるんですよね。なので、働きたくても働けない。うん。

なら効率を最大限に上げて仕事(生業)は定時内に集中。それ以外は自分の人生を生きるってのが40代以降で管理職にならなかった僕のような人の選択肢の一つとしてあると思います。

仕事バリバリモリモリ人間が定年退職した瞬間、やりがい(=仕事)を失って、若い頃からやっていた趣味もなく時間を潰す術を知らず、無気力になってしまう人がいます。”燃え尽き症候群”と呼ばれています。

終わりに

頑張ることは大事ですし、モチベーションにもなります。頑張れは給料も増えて生活レベルが上がるかもしれませんね。

でも、それをずーっと続けるってのはなかなかできないものです。年齢を重ねたら物理的に身体は動かなくなりますし、若くても知らない間に身体からSOSサインが出ていたりします。

ついつい、『頑張りすぎちゃう』人、少し『頑張らない生き方』をしてみてはいかがでしょうか?

では。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です