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一発ギャグ芸人の末路

一発ギャグで売れた芸人は短命だとよく言います。
この前にバナナマンのPodcastを聞いていたら誰かが一発ギャグを言ってみんなでその芸人を当てるという話題をやっていました。
確かにその一発ギャグを聞くと覚えはあるのですが、芸人の名前が出てこないのです。
芸人であるバナナマンですらかなり苦戦していたようです。勿論、僕も聴きながら一緒に悩んでいた訳です。うーん、移動中にこういうPodcastを聞けるのはいいですね。

一発屋、と言って色んな芸人が頭に浮かぶと思います。芸人だけでは無く、バンドとかも。

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たとえば、世間的にはオードリーは「トゥース」の一発屋に思われがちですが、あくまでも「トゥース」はツカみだけでコンビの個性が立っていて正当な漫才(オードリーの場合はずれ漫才と呼ばれます。)が出来ているのがわかります。M−1の結果と、その後数年してもTVで生き残り、ラジオのレギュラーを持っている事から、そういう事もわかります。

僕はそういう本当の芸を身につける前にTVに露出させてわーきゃー言わせたTV局が悪いと思うのです。
一時期ショートネタのお笑い番組は多数ありましたが、僕個人として、諸悪の根源は「エンタの神様」と言う番組だと思います。本当にあの番組は最悪だった。ほとんどのセリフに字幕をつけ、笑って欲しいポイントを強調する、そしてサクラの笑い声。一つしか芸を持ってない芸人があるあるネタや自虐ネタを話して一発ギャグで締める。
完全にネタの量産です。噂だと何人かの作家が何組もの芸人用のネタを書いていたとか。そして、時間と共に使い捨てられる芸人。
あれが悪害だと思うのです。
東京03やアンジャッシュと言った実力派も出ていたがライブネタを時間を縮めてやっているだけです。新しいことは別にやっていない。

アレを見ていると、M-1やキングオブコントがいかに正統派だったかわかります。字幕なんて出ないし、見ている方も、本当に心から笑うことが出来ます。

TVの敷居が低くなったからか、これからも色んな芸人が出ると思うけどTVに消費されないようにして欲しいものです。

出来ればラジオとかでトーク力を身に付けて欲しいのです。
本当にラジオは芸人の力が試されます。

個人的見解ですが、今後地上派のテレビは衰退すると思いますが、かわりにラジオやPodcastが台頭すると思っております。

一発屋の悲惨な末路は今では大人気の有吉さんの著書に書かれていますので、読んでみると良いかも知れません。

誰でも、TVに出れるお笑い芸人の”ブーム”は去ったのです。そう、音楽がブームだったように、「お笑い」もブームだったのです。そして、時間とともに、本来の好きな人のもとに戻るのです。

 

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