エックスを見ていると今でも「明らかに詐欺だよな〜」というようなポストが定期的に流れてきます。
例えば今であれば「副業でAIを使うことで本職の給料を上回ったよ!」みたいな感じですね。
こんなのや
こんなの
実態としては、ただの情報商材なんですけれどこういう系で疑うべきポイントは「受講したとして仕事は誰が斡旋してくれるの?」と言う点です。どんな場面でも”副業系”はこの点が1番大きいです。と言うかこの点しかありません。
どれだけスキルがあっても仕事の依頼が来ないと意味がないんです。自己満足だけであって副業ではない。
特に”あなた個人”に仕事をくれるってのは鬼のように難しいです。
AIを例に出すと、そんな美味い副業は落ちてません。大企業だとしたら新人とか若手の方にそういう仕事が流れます。外部に依頼しなくても自社で育ててかつ「本当にAIはどこまで使えるのだ?」という検証までできます。そのノウハウを持って別の案件に活かす。一石二鳥です。
この中には入れませんよ
今までの在宅ワーカーがやっていた文章を書く仕事をクラウドワークスとかで受けてAIに作ってもらう事は可能だと思いますが同じことを考えている人は沢山います。またそういう状態(仕事が寡占状態になる)と価格が落ちます。例えば今まで1文字1円だったのが0.2円になるみたいな感じですね。
この話はAIに限らず、技術は実際にあったとしても素性も知らないフリーの人に仕事を依頼する大きな会社はありません。良くて地元の中小企業で数万円とかのお仕事でしょう。それだって単発だと思います。継続して仕事をもらうのは難しいと思います。だったらその会社に入った方が安定しますね。
仕事に対する信用って個人に対しては難しいです。あなたが会社員だとして顧客様から「君だから仕事をお願いしたんだ!」と言っていただいても実際はあなたが働いている「会社」としての信用(後ろ盾=いざとなったら責任をとってくれる)があるからです。
たまに嘘か本当かわからないエピソードで「そこまで僕をかってくれたので思いきって会社を辞めました!これからは、もっと安い金額で僕を使うことができるので是非お仕事をください!」とか言ったらそのお客様から「えぇ本当に辞めたの!確かに君は凄いけれど君1人に仕事を頼むわけにはいかないよ……」みたいなものがあります。でも、これはあながち嘘ではないと思います。
それほど独立して継続して仕事をもらえるのは本当に難しいんです。
(例外はあってコンサル会社が優秀な社員に継続して案件を与える(発注すると言います)条件で独立してもらう。と言うものがあります。これはその会社ではそれ以上給与を上げる事が出来なくなったが優秀である人が発動条件だったりします。個人事業主で受注を受ける事で中抜きがなく全額入ってくるので結果的に給与が上がる形になります)
どんな業種においても「会社に属していない状態でスキルをお金にする」のはとんでもなくハードルが高いです。
それを多少高額だったとしても「たった数ヶ月、数回のセミナーと教材」で得ることは出来ないですよね。冒頭にも書きましたが仕事を斡旋してくれる保証なんて無いんです。
ITの新技術とか収益モデル(ブログやYouTuber )が話題になるとすぐにこういう教材屋が動き出します。ご注意を。