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氷河期世代NIGHT

夏休みのある日、田中みな美さんのPodcast『ガスワン presents 田中みな美 あったかタイム』の2026/8/1放送回を聴いていました。
ゲストはふかわりょうさん。

ちょうど、昔ブックオフで買って積んでいた本を適当に読みながら聴いていたのですが、ふかわりょうさんが話している話題に下記のようなものがあったんですよ。

氷河期世代ってのがあってね。
僕はちょうどその世代だったんだけど、簡単に言うとバブルが弾けた後で仕事の求人がほとんどなくなったから椅子取りゲームが激しかったんだよ。
でね、思うんだけど、この世代ってとにかく人が多かったんだ。
だから基本的に椅子取りゲームの世界が当たり前だったけれど、きっとどの世代よりも同じ番組を観て同じ曲を聴いて、同じ本を読んで同じゲームをしていた世代なんだと思うんだよ。

そんな話をされており、「!」と思い、僕はそこで読んでいる本の読む手をやめPodcastに集中する事にしました。僕も就職氷河期世代(ふかわりょうさんと同学年だと思います)としてこの(センシティブな)話題について実に興味深かったんですよ。

ふかわりょうさんは椅子に座れた(と言うか、芸能界というもっと厳しい椅子取りゲームの世界に飛び込んだ)側です。氷河期世代の人の中には「どうせおまえは結果的に成功しているからな。なんとでも言えるんだよ」と思う人も多いと思います。

その氷河期世代に対して、ふかわりょうさんがマハラジャ(と言うバブル時代に流行った六本木のディスコ)で『氷河期世代NIGHT』というDJイベントを開いたとの事。(ちなみに、ふかわりょうさんはロケットマン名義でDJをやっております)
氷河期世代に焦点を当てているので1840月4月2日〜1984年4月1日生まれの方は入場料無料(ドリンク代別)。救済企画というか、さっきのエピソードであった「氷河期世代は他の世代よりも”同じ曲”を聴いていた」という事で「みんなで楽しみましょう。たまには昔を懐かしむのもよいじゃないですか」みたいなニュアンスだと思います。

ちなみに、ふかわりょうさんは変なリズムに乗って「お前ん家の天井低くない?」とか一言ネタでブレイクした感がありますが、あれも「(僕の世代の)人が多かったし、やっぱり差別や競争があった世代だから共感を得られてウケた」とpodcastの中で懐古していました。
団地に住んでいる子が多かったし今思うと貧富の差も激しかったと思います。僕の認識では今で言う『マウントを取る』みたいな事は無かったともいますが、やっぱりどこかで誰かと比較していた点は否めません。

Fukawa neta

シュールの貴公子

確かに氷河期世代にとってネットは成人になる頃に出始めたモノで、携帯もその頃ありましたがスマホでは無い時代なのでSNSとかは無かったです。
学校や会社に行けば朝一の話題は「昨日のドラマ見た?、昨日のジャンプ読んだ?」と言う時代。

そう考えると、今の世代(と言うかデジタルネイティブの世代)は、SNSや多種多様な動画、音楽に溢れて選択肢は増えているけれど、共感してもらえる人が少なくなっているんじゃないかな?……って。

それこそ『多様性』なのかもしれませんが、僕も50歳まで何とか生きてはいるけれど別に椅子取りゲームに大勝利した訳でも無いし、椅子に座れなかった人も沢山いたんだろうと思うんです。それは残酷だけど仕方がないし僕だって何かあったらすぐに椅子から転げ落ちてしまう可能性は高い。悲しいけれど、それを受け入れなければいけない世代です。

僕は運動音痴で体育の成績は悪かったですが運動会とかでは「みんなで手を繋いでみんな1位!」よりも「よかった1位じゃないけれどビリでもなかった」って方が好きです。

お年寄りの方が演歌を好むように、自分達が年を取ったら演歌が好きになるのか……って前にぼんやり考えた事があるんですけれど、平成のヒット曲が『懐メロ』となり(既になっていますが)、懐かしみながら聴くんでしょうね。
それこそ、ふかわりょうさんの『氷河期世代NIGHT』はそれの象徴みたいな。

これからはAIとの椅子取りゲームが始まるかも知れません。それは競争なのか、共創なのか……。
それを考えるのはこれからの世代です。

Hyougaki night message

頑張れ。

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