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タダより高いものはない?

よく“タダより高いものはない”って言いますよね。正しく書くと”只より高いものはない”となります。

よく一般的にとらわれている意味では「無料っていっても価値を提供してもらった以上あとから請求されたりしてそれが思いのほか高く、逆に最初からお金を払っていた方が得だった」とかそう言う意味にとらわれがちですよね。…ってかそれが正しい意味らしいんですけれど。

関連性としては「この前タダで(仕事手伝って)やったじゃん。今日は奢れよ」とか「この前、俺がタダであげたから、こんどお前がタダでちょうだいよ」とか「あぁ、あの時タダで貰わなければよかった…」と言う感じですかね。
案外、身近にこういう例があるのではないでしょうか?

僕は友人とか頼まれた以外は基本的に”タダ(=無料)”では作業しません。(勿論、仕事上であれば給料を貰っているので作業しますが)

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また、タダでやってくれると言っても100円でも払うようにしています(ジュース1缶奢るとか)

僕が考えるこの言葉の本意とは“無料の作業には責任が発生しない”と言う考えからです。

例えばボランティア(無償で働いてくれる有志の人)が急に来れなくなっても「どうせお金貰ってるわけじゃないし」と言う逃げ道があります。これが100円でも金額が発生していれば「100円返してくれ。あと君に頼む予定だった作業を別の人に頼んだらもっとお金がかかったからその分補填してくれ」と言う事ができます。俗にいう損害賠償ですね。

無料で作業していると、”いつまでにやって”と言うのがちょいと遅れても「(本来やっている)仕事が忙しいから遅れてる。すまん」とか平気でまかり通っちゃうんですよね。

ドタキャンされても、途中で辞められても「どうせお金貰ってないし」で済んでしまう世界があります。

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だから、世の中には”契約”と言うものが存在して、妥当な金額かを判断する為に”見積り”と言う作業が発生するんですよね。

まぁ、お店にいったら、買った分だけお金を払う義務があります。これも広義の定義だと契約になります。

あとは、例えば欲しい冷蔵庫があって、どこの店で買うと一番安いか?価格.comとかを見たりして幾らくらいの相場帯か調べる作業も言ってみれば”見積”作業です。
(この場合、複数の出店のなかから金額を見て判断するので、相見積(あいみつ)と言う作業になります)

例えば、『無料でホームページ作ってあげる』って言ってくれたとしてお願いしたけれどいつまでまっても出来上がらない。こういうのも契約していないからですね。
「無料は悪いよー。幾らくらい払えば良い?」
「そうだなぁ、サービスして3000円で。」
「んで、いつまでに作ってくれる?」
「来週の週末までに作るよ。お金はその時で良いよ」
と、普通のごくごく当たり前の作業の依頼の会話ですが、これが”契約”となります。

僕たちの仕事(ITエンジニア)も簡単に言えば、この3000円の桁が1000倍位になるかわりに求めている完璧なホームページ(僕たちの場合はシステム)を作るって言う作業ですね。

この場合、
・見積額:3000円
・納期:来週末
と言う契約になるので、来週末までにできなければ契約不履行で3000円払わなくても良いし、「遅れてるんだから2500円にしてよ」と価格を下げる事も出来るわけですね。

頼む側が予定通りにまったくなる保障が無い作業(モノ)。これが『タダ』と言うものなのです。
「タダより高いものは無い」と言うよりはお願いする側としては「タダより怖いものはない」って感じでしょうかね?

あと、ネットの世界ではオンラインサロンとかで『無料です!』って言って集客した結果ある程度人気が出てきてから有料にしたり、NetflixとかHuluとかは初月無料!とか言っても最初にクレジットカードの情報を入れないといけない仕組みなので、初月が終わって有料期間に移っても解約するのを忘れたらお金取られちゃいますからね。

色々と『無料』にも罠があるって事ですね。皆さんもお気をつけくださいね!

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