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優しさだけじゃ、守れない

はじめに

2020年の最後のクールのドラマ、TBSで”恋する母たち”というのがありました。基本的にドラマはここ数年まともに見てないのですが(半沢直樹のぞく)、僕の好きなおぎやはぎの矢作さんが出ていると言う事でちょくちょく見ていました。ビデオを録画し忘れてもTVerがあったので見逃し配信できたので助かりました。こう言うサービス良いですよね。

で、”恋する母たち”ってドラマは3組のカップルの女性の3組が全員不倫するってーいうとんでもない内容でした。柴門ふみさんが原作だと言う事で、「あぁ、東京ラブストーリー時代なのかな?」って思ったら原作が最近だったので驚いた記憶があります。本人曰く「現在社会では不倫はできないので、仮想のドラマで体験して欲しい」との事。勝手なものですね。

この3組のカップル、結論から言うと新しい不倫相手と新しい人生(結婚として籍は入れなくてもビジネスパートナーとしてでも)を歩む…と言うハッピーエンド(?)で終わっております。結論については賛否両論あったと思うのですが、「まぁ、ドラマだし」って感じでした。

僕が思ったのはここから。

一番好きな人にはなれない?

3組のカップルの1人の吉田羊さんの旦那である矢作さん扮する”シゲオ”と言うキャラクターがいます。小説家として過去にヒット作品を1本だけ出してその後、専業主夫としてビジネスウーマン吉田羊さんを支えながら新作を書くどこまでも優しい存在。
誰よりも吉田羊(ドラマ内では”優子さん”)を愛してる存在。

結局、吉田羊さんは、若い男性に言い寄られてその男性と付き合う事になります(寝取られってやつですかね?)。ドラマの中では矢作さんの方から離婚を言い出します。

吉田羊さん(”優子さん”)は仕事第一だし一人の男性に縛られたくない人。
実は、吉田羊さんと矢作さんの間には子供がおりこの子がキーマンになってくるのですが、この子供も実は吉田羊さんと当時の上司の不貞の結果身篭った子供。でも、それを受け入れて矢作さんは吉田羊さんと籍を入れることにしたようです。

ドラマの中で、矢作さんは「僕は”優子さん”の一番のファンだし、一番の理解者だと思ってる。でも、それだけじゃ”優子さん”の一番好きな人にはなれないんだよなぁ」と言うセリフを言います。

全てを許容してきた矢作さんですが、吉田羊さんの度重なる不貞に限界を感じた回で出てきたセリフです。

このセリフを聞いて、僕も思う事がありました。

優しさだけじゃ、守れない

それは、

「優しいだけじゃ人を守れないんだよなぁ」って事です。

僕も、46年生きてきて、色々な女性の人とお付き合いしました。
「来るものは拒まず」と言う性格だったので、付き合ってほしいと言う人とはなるべくお付き合いしましたし、自分が本当にお付き合いしたい人と付き合えなかった事もたくさんあります。

その度に、いろんな女性に「波秋さんはいい人だから…」と言われました。俗に言う”いい人止まり”って奴です。本当に何度このセリフを聞いた事か…(実はこれ程のいい断り方で有名なやつなんですけれどね)

“その次の一歩を踏み出せば良かったな”ってことをそのドラマを見て思ったんです。もう遅いんですけれど。

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強引さには責任を伴う

そこで思ったのは”人生ってのは、時には強引さも必要なんだな”って事。
相手の事よりも自分の事を考える強さ。それが結果的に、その相手を守って行くと言う決意なのだと。

自分の強引な面を見せずに優しさだけで全てを丸く収めて人生を乗り切るって訳にはいかないんだよな、って過去の事を考えながら痛感しました。

優しい言葉をかけるのは簡単です。その人に寄り添って”その人が言って欲しい言葉”をあげれば良いのです。付き合い始めのカップルであればそれで大抵の困難は乗り越えられるでしょう。

でも、本当にその人を愛してて、人生を通して守りたかった場合、優しさだけでは不十分だと思うんです。
時にはその人の人生を変える事になるかもしれません(あれですよ、ヒモとして金銭をせびるとかじゃ無いですよ。ともに人生を歩んでいくと言う意味です)

僕はずっと人に優しく生きてきました。喧嘩無かれ主義。
“人に優しく”。それが人生のテーマでした。

部下に当たることもなく、文句をいうのは自分よりも立場が上の人だけでした。実際に自分の部下の育成にも「文句を言うなら上司に言うように考えろ」と言っておりました。

でも、本当に部下の事を考えた時に”優しい指導”だけでは上手く機能しないこともあったんだろうなぁ。って今となって思ったりもしております。

恋愛にしたってそうです。本当に相手が明らかに間違っている時もありました。そう言う場合は優しく訂正するようにするのですけれど、人間ってのは時に難しいものでありまして、相手が折れず「あぁ、ホワイトボードに書いて整理して説明したい」と何度思った事か。

そう言う時に自分が折れる事が多かった人生だったような気がします。J-POPの歌詞的に表現するならば、

ーキミのワガママやずるさも、抱き合って許してきたー

的な感じでしょうか。
これを読んでいる人がいるかどうかわかりませんが、これからのご時世、どんどん”優しさ”と言うものが失われていきます。

終わりにー君はどう生きるか?

言い方に語弊があるかもしれませんが、今後ギスギスした時代が続くと思われます。その中で、あなたはパートナーをきちんと守れるでしょうか?
僕の時代ですら無理だったのに、これからも”優しさ”だけでパートナーや家族を守れるとは到底思えないのです。

だからと言って喧嘩しろとか自分の意見を貫き通せってわけでは無いんです。
「だよねぇ」
「そうだよねぇ」
「君の言う通りだよ」
ってだけではパートナーを守れないと言う事です。

昔は”亭主関白”なる言葉がありました。「家に金を入れるのは俺だから、お前らは俺の言う事をきけ」的な奴です。
そして、その時代は昭和で終わりを迎え、平成で平等となり、令和で新たな混沌が産まれてくるでしょう。

もし、あなたが大事な人を守りたいのなら、
大事な人と末長く暮らしたいのななら、

「優しさだけでは守れない」

この言葉を念頭において、相手に最大限のリスペクトを持ちながら、自分の意見も是非持ってください。決してその人の意見を尊重することだけが”優しさ”ではないと言う事にいつか気がつく時が来るはずですよ。

How do you live?

Namiaki The Writer.

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