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ネットでなんでも買える時代ー柚子胡椒の思い出

僕が九州に長期間仕事で行くことになった時の話です。15年くらい前の話。

転職とかじゃないですよ。エンジニアとして、九州のお客様先に常駐してそこで仕事をするというものです。
九州の住居は会社が借りてくれており、自分の給料からは住んでいる会社の寮(神奈川)だけでして、さらに月に一回は会社の経費で東京に帰って来れたんです(一応、自社に戻って経費精算などをすると言う名目。マイルが溜まって嬉しかったです)

さて、当時の部署には庶務(事務)担当の女性が数人いたんですよ。まだ会社にお金があった頃でしょうかね?そう言う『エンジニアとしては働かないけれど事務作業をやってくれると言う人』がいたんですよ。別にお茶汲みとかはしてないですよ。経費精算とかをやってくれてました。
今は庶務担当の人は基本的にはおらず、部長秘書とかの人がそう言うのをまとめてやってくれたりします。

その庶務担当の中に同い年の女性がいましてね。綺麗な人でしたが既婚でした。僕は”既婚の人には手を出さない”と決めてたのでやましい気持ちはなかったです。
でも、月に一回は九州ー東京間の移動があるので、たまに「何かお土産とか買ってくる?」ってその人に聞いてたんですよね(他の人にも聞いてましたよ)。そしたらあるときに「柚子胡椒が欲しい」と言ってきましてね。

その後また東京へ戻るときに福岡空港で「頼まれたけれど柚子胡椒ってのはなんだろう?コショウに柚子の皮の粉末とか入ってるのかな?」なんて思いながらお土産屋に売っていたので深く考えずに買いました。

普通に棚に置いてあったので、常温で保管してたんですよね。「まぁ、コショウだからそうだよな」と。

んで、会社に行ってその庶務担当に渡そうと柚子胡椒をまじまじと見ると、なんかネチョってしてるんです。僕のイメージしているコショウは粉末状でサラサラしてますからね。
「うわ?腐ったか?」
なんて思いながら渡したのですが、聞くと柚子胡椒とはそう言うもの見たいらしいです。非常に喜んでもらえました。

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気を良くした僕は年末年始で北海道に帰省するとき(仕事の移動で溜まったマイルを使って福岡ー新千歳便で帰ってやりました。ワッハッハ)に北海道の友人向けに話のタネにと柚子胡椒を数個買っていき家族を持っている友人たちに渡したのですが「味噌汁に入れると最高においしい!クセになる」とか高評価でした。

今でこそ柚子胡椒は普通に売ってますし、東京にいても地方のアンテナショップとかで購入することが可能ですが、当時は『そこに行かないと入手できないもの』ってのが結構あったんですよね。

ーそこに行かないと買えないー

僕の中で一番思い出すのは”緑マル(みどまる)”です。
マルボロってタバコのメンソール味でしてカラーリングが緑なのでこう言う略称になってましてね。
今では”マルメン”なんて略されてますけれど、なんと当時は日本では買えなかったんですよ。
なので、ハワイとか海外旅行する人に「お土産で緑マル買ってきてください!」と言ったものです。
この緑のマルボロ、喫煙所で吸ってたらヒーローでしたからね。(味はともかく)かなりの貴重品でした。

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そのマルボロメンソールももう日本では当たり前になってますね。昔は日本では買えなかったって知っている人も少ないと思います。

今はネットでなんでも買えるんですよね。海外の物だって(輸送費とか税金とかあると思いますが)ネットで買えちゃう。
なんか、その分、そう言う現地の物の価値が下がってしまったかな?とも思ったりしております。

ただ、食べ物(料理店)はその場に行かないと食べられないのでやっぱりそう言うのが良いかな?って(通販とかでも味違っちゃいますからね)

ちなみにコロナ禍が収束して県を跨いだ移動もOKになったら、お金に余裕があるときに香川に行って本場の讃岐うどん食べたいって夢が残ってたりします。

「ここに行かないと食べられない!」そんな目的で旅をするのも良いかもしれませんね。

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