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土曜の夜は特別な時間だった

土曜の夜(厳密には深夜)が好きだ。

会社の寮に入ってた頃の話。1993〜1996年位であろうか?最初に入った寮は500人近く入居できるマンモス寮で、同期50人のうちの半数はここに住んでいた。

お金もないので、毎日誰かの部屋に集まってテレビを見ながらビールを飲んでいた。トレンディードラマが流行り出した時期、僕らが勤める会社の受付が月9のドラマに使われていて同期で興奮したのも良い思い出。

しばらくすると残業する事が多くなってきたので、土日の休日は体力回復の意味も込めてとても大事だった。しかし結局土日は馬鹿みたいに過ごすしかなかった。彼女とかも特にいなかった時代。今思えば何をして時間を潰していたのかあまり覚えてない。
でも、土曜の夜の思い出はある。ちなみに土曜の夜は次の日が日曜という圧倒的安定感がある。

僕にとっての『土曜の夜』の空気感はこの時代をパッケージングしたものなのかもしれない。

週末になると相部屋の同僚と『2人でビール5リットルチャレンジ』をしてた。馬鹿だけどなんか良かった。
内容としては僕がビールを3リットル飲むので同僚が2リットル飲むってイベント。
寮の中にビールの自販機が置いてある時代だったので酒には困らなかった。
これに関しては寮にいる間には成功しなかった。具合が悪くなる前にギブアップできるシステムだったので無理はしなかった。

 

土曜の夜は他の部屋からも色んな同僚が来たり、みんなで合コンした時は(この寮に)女性も来てた。女性が来るときは決まって土曜の夜だったような気がする。僕の住む男子寮には入口が8つくらいあり、寮の管理人が見張ってるメインの入り口を除けばほぼ自由に出入り可能だったのだ。男子寮だったので女子トイレがなく、同期で目配せをしてトイレを見張っていたのも時代だ。

土曜の夜から日曜の朝にかけての時間が好きだ。
季節は夏が良い。

若い頃は平気で夜更かししてた。
土曜の夜はビールを飲んで深夜番組見て、風呂に入って明け方にコンビニに行く生活をしていた。馬鹿みたいにほぼ毎週。
風呂は寮の大浴場があるので基本的に24時間沸いている。酒を飲んでお風呂に入る行為は危険なので真似しないでいただきたい。僕たちは特殊な訓練を受けた人間だ。その後みんなで近くのコンビニに行く。近くのコンビニと言っても片道15分近くかかる。そこで朝飯とエロ本を買うのが常だった。馬鹿だ。

暁の青。

僕はこんな時間の風景をそのように形容する事がある。

土曜の夜は無敵だった。お金は無いけど若かったし怖いものは無かった。昭和45年〜55年生まれの20歳くらいの人はそんな感じだったんだろう。

携帯電話もない。パソコンはあるがインターネットがないので、ネットは見れない。もちろんスマホなんてある訳ない。

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お金持ちになった芸人がよく言う「今はお金に困ってないし幸せだ。でも貧乏時代にお金を貯めて初めて車を買った時の感動はもう訪れることがない」みたいなエピソード。

歳を重ねた今は驚くほどの感動は訪れないと思う。でも若いうちに色々と経験できて良かったと思う。女の子に電話をかけるのにも、その女の子が住む実家に電話しなければいけなかった時代。父親が出てくると絶望的だ。今は気軽にLINEを交換して音声通話どころが動画通話も可能な時代。

待ち合わせだって一苦労だ。待ち合わせ場所を間違っているのか?寝坊しているのか?電車が事故などで遅延しているのか?全くわからない時代。駅に伝言板などがあったのも良い思い出だ。

Dengon

今の若い人はどこかで”苦労”をショートカットしているような気がする。別にそれは悪いことではない。『あるものを最大限に使う』事はとても大事な事だ。わざと苦労する必要はない。

今の若い人には若い人なりの『土曜日の夜』がある。
それを否定も肯定もするつもりはない。

ただ、便利すぎる今の文明よりもちょっと不便な方が好きかもしれない。

暁の青

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