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残業時間の判断についてちょいと極論を

仕事をしてると残業が続いて身体が疲れて結果的にメンタルをやられてしまう……なんて事は現代社会ではあるあるすぎますよね。

なので会社側も(もちろん法的規則もありますが)なるべく残業しないように管理職に指導が入っていると思います。おそらく幹部のKPIには部門の平均残業時間や有給消化率が挙げられていると思います。今までと違い平均残業時間は少ないほど有休消化率は多いほど是とされる評価です。『働き方改革』ってヤツですね。
(実は、これにプラスして売上と利益のノルマが変わってないのが大問題なのですが……)

さてここで、個人的見解で凄い暴言にとられてしまうかもしれないんですけど、仕事には色々な種類があって「楽しい仕事はどれだけ残業しても苦にならない。辛い仕事は1時間でも辛い(メンタルをやられる可能性がある)」ってのが本質なんだと思うんですよ。

僕は仕事であるシステムエンジニアとしてプログラムを書いたり資料を作成するのが苦では無いタイプなのでそのために残業しても別に問題は無いんですけど辛い人にとってはやっぱり残業は辛いですよね。「もう今日はコーディングの事を考えたくない」とか「まだまだ今日中に作らないといけない資料が残ってる……」みたいな気分の中での残業は地獄です。
また残業が連日続きますと定時後のプライベートな時間がどんどんと削られて予定も入れにくくなりますし。
それをどの業種・業態も一律で『残業はxx時間以内!』ってのがナンセンスなんだと思うんですよ。

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例えばですが僕は趣味で作曲や楽曲録音を行なっているのですがこの作業は何時間やっても苦では無いです。音楽なのでやっぱり何回も自分が納得のいくテイクまで撮り直したくなりますしマスタリングも答えがない世界です。もちろんこれは(賃金が発生する)仕事ではないので流石に「疲れたな」と思ったらやめますが休みの日の10時間とか全然苦では無いです。「気がついたらもうこんな時間か!」と言うパターンですね。

スポーツとかもそうでは無いでしょうか?
サッカーが大好きで練習したいけど”月の練習時間はxx時間まで!”とか言われても「まだまだやりたいです!」と思ってしまう人は普通にいると思います。(もちろん、プロの練習とかは練習時間のスケジュールがしっかり決まっていると思うので居残り練習とかってのも限度があるとは思いますが、これは残業とはニュアンスは違うかな?と)

ゴルフとかも個人フォームの確認に打ちっぱなしに行っても『1日50球まで!』とか制限されたら納得いかない人もいるのでは無いでしょうか?

勿論逆も然りですよね。
先ほどのゴルフの例で言うと職業柄ゴルフをやってる人で本質的にはゴルフは生業で生活の為と言う人が上司(?)に「最近スコア悪いよね、残業してフォームを確認してみて」と言われたとすると「50球も打ちっぱなしをしないと解放されないのか……」と思ってしまう可能性だってあるわけです。

とどのつまり残業ってその作業が好きなら何時間でもできるけど嫌いなら1分でも苦でしかないのです。
こればっかりは適性だと思いますし、誰もが望む仕事に就けない社会だと言うことも理解しています。

お笑い芸人がネタを作ったり練習をしたりするのに36協定が適用されたりしたら芸を磨き上げる事は出来ないと思います。
でも、その芸人がまだ売れてなく生活費を得るために働いているのなら残業は苦でしょう(生活費としては嬉しいと思いますが)。その残業で身体を壊してしまい本来の芸事の練習が出来なくなってしまったら本末転倒ですからね。

昨今、多様性とか騒がれているのにそれは外見や性別ばっかりで個人の能力と仕事における残業時間の限界ってのは多様性がなくて全社員一律で『40時間までなら問題ないだろう』ってのも変な話ですよね。
極論ですが体力があってメンタルが強い人はある程度の残業を(苦でも)受け入れられるかもしれませんが、体力があまり無くメンタルもあまり強くない人はやっぱり同じ時間の残業をしたら(その残業時間が法律の範囲内だとしても)辛くて病んでしまう可能性は大きいです。その時に体力がない人は”その仕事に向いてない”と切り捨てられてしまうのか……?(スポーツ選手や競馬・競艇選手とかのある限られた職業なら話は別かもしれませんが)

難しいテーマなのはわかるのですが、とにかく「基本的にイレギュラーな事が起こらない限り残業前提で作業を見積らない」と言う至極当たり前のマネージメントが出来ないとマネージャー失格と言う文化が早く浸透して欲しいものですね。

残業って何だろう?

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