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象、死んだ魚、嘔吐〜ジャニーズ問題について

プロジェクトの問題を洗い出す方法としてポストモーテム手法は知っていましたが、ふりかえり手法としては『象、死んだ魚、嘔吐』と言うものがあるそうです。
ネットで見てとても勉強になりました。

プロジェクトでもギャンブルでも人生でもよく言われるのは「なぜ上手く行ったか?は理由が分からないけれど、なぜ失敗したかはハッキリと理由が分かる」って事です。こうやったから上手く行ったとかは教科書にも書いてあるレベルのものでしてやって当たり前。それでも上手くいかない場合にはケースバイケースの理由があるんです。それらを共有し今後の反省に活かすのが”ふりかえり手法”です。

ふりかえり手法「象、死んだ魚、嘔吐」でチームの闇と向き合おう

この手法、なんか気持ち悪い言葉が並びますよね。グロ注意って感じで…。
ただ、この手法、それぞれの単語は次のような意味を持っております。

象:口に出さないけれど全員が知っている真実。
死んだ魚:早くごめんなさいをしたほうがいい悩みのタネ。ほっておくと事態が悪化する。
嘔吐:人々が断罪されずに胸の内を話すこと。つまり「ぶっちゃけ」。

なんとなくわかりますでしょうか?全てがネガティブ要素なんですよ。『闇』ですね。真っ暗。
もうお通夜ムードの中でみんな懺悔するしかない状態。

……これって今回のジャニーズ事務所の問題にピッタリなのでは?と思ったんですよね。

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例えばジャニー喜多川さんの性加害問題は言わずもがな『象』です。ジャニーズ事務所内だけではなくてマスコミも…言ってしまえば視聴者も知っていた真実です。

で、今回の新社長としての東山さんは『死んだ魚』状態にあると思う(会見ですでに自身が性加害者側になっている事に質問されていたので)ので、下手に隠さずに”早くごめんなさい”をした方が問題は収束しやすいと思います。

そこまでが明白になると様々な関与者が『嘔吐』します。もちろん物理的な嘔吐ではないですよ。「実は思っていたんだけれど…」「俺も、俺も……」って言う意見がどんどん出てくる状態ですね。ジャニーズ事務所内だけでなくマスコミ各社も言い出すかも知れませんね。辛い時間が続きますが膿を出し切らないと問題は再発しますからね。

様々なスポンサーがこぞって”ジャニーズ外し”を検討し始めているそうです。そうなると会社本体が傾くだけでなく所属タレントの行末が心配になってきます。
今こそジャニーズ事務所は『象、死んだ魚、嘔吐』手法を用いてふりかえりを行い再建の道を考えるべきなのではないでしょうか?

芸能界って”芸能村”と比喩されるほど”村社会”なんですよね。狭いコミュニティーでローカルルールが沢山あるし権力者に嫌われたらその村にはいられなくなってしまうような風潮です。令和になり、それらにメスが入ると言うか…これは梨園とかにも同じ事が言えるのかも知れませんね。

これらによりクリーンな世界になるのでしょうか。僕はよく分からないですが文化まで壊れてしまわない事を祈るばかりです。

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